2015年12月29日火曜日

今年もお世話になりました。

今年もあと2日余りとなりました。今年も訪問看護師のみなさんに訪問看護を取り巻いている多くの情報をできるだけ多く提供しようと「訪問看護見たり聞いたり」を掲載してきました。
今までは月末月始の訪問看護ステーションの繁忙期に閲覧数は減少するのが通常でしたが、ここ半年以上は減少することがなくなりました。これはレセプト等で余裕がなくなる時にもかかわらず多くの方が閲覧してくださっているということと受け止めています。

これからも、訪問看護師のみなさんに役立つ情報を掲載したいと考えています。来年もそのコンセプトは変わりませんので、よろしくお願いします。

2015年12月23日水曜日

さわやか徳島の麻野さん

12月19日は徳島県看護協会の現任研修会だった。午後からの研修会で午前の時間に徳島県看護協会訪問看護支援センターの方が徳島の名所を案内してくださった。案内先は徳島県藍住町の藍の館と写真のNPO法人さわやか徳島である。
さわやか徳島は10年前に行政の保健師を退任された麻野さんが開設した訪問看護ステーションとデイサービスと入所施設の複合サービス施設である。玄関先に番犬が元気よく吠えていて、施設内では観葉植物や季節の植物ポインセチアやシクラメンが美しく飾られて心地よい空間を演出していた。入所者もデイサービス利用者も利用者の個別の排泄ニーズに合わせきめ細かいトイレ誘導が行わているため、高齢者施設特有の臭いもなく清潔そのもので利用者の表情が屈託なく明るいのも印象的だった。

施設の見学とともに麻野さんから起業の経緯と現状を聞くことができた。話を聞いて在宅療養者と家族を支援を理念とした明確な方針と看護の基本に基づく実践が生きていると肌で感じることができた。

看護職として起業し事業を継続することは並大抵なことではないが、麻野さんを見ていると自分のしたいことを無理することなく楽しくしている、そんな風に見えた。それはなぜか?と考えてみたが、看護を必要とする方たちへ看護の実践で応えようとする渇望を実現するために懸命に取り組む看護職の真摯な姿ではないかと。そのことを裏付けるかのように、さわやか徳島の利用者家族が施設を訪れるうちに介護職員になり看護職員になっているのだ。それゆえ職員の雇用には苦労していないという。看護実践は利用者を幸せにし人をも動かすことができるのだ。本当に多くのことを学ぶことができ有意義な時間を過ごすことができた。麻野さんと施設の方がた及び案内してくださった徳島県看護協会訪問看護支援センターの方がたに感謝します。



2015年12月15日火曜日

在宅介護の変化

師走の花の代名詞、シクラメン。今までダメにしてしまうのが多かったけれど今年はご覧のとおり元気です。元気の秘訣は、窓越しの光とたまの水やりです。シクラメンの必要を満たすことですね!
今年の介護認定審査会が終わりました。1回の審査会で30件以上の審査をするのですが、審査内容から最近の在宅介護の状況はますます厳しくなっていると感じています。独居高齢者と高齢者世帯の増加、高齢者と未婚の子供の世帯等の増加です。これらの世帯はさまざまな問題を抱えています。
 
このように在宅での介護が困難な状況にある利用者は訪問看護でも多くなり、どのように関わっていくのか?と悩むことも多いと思います。看護は利用者の求めていること(ニーズ)に直接働きかけることができる行為といえます。何を必要としているのか?は利用者の訴えに耳を傾けそのニーズを把握し看護実践で対応することです。利用者の訴えをじっくりと時間をかけて聞き取る、この行為が訪問看護に求められていることなのです。

2015年12月8日火曜日

管理者との一期一会

 
今年もあとわずかとなった。おかげ様で研修会やコンサルでさまざまな地域で多くの管理者と会うことができたことに感謝している。

最近届いた管理者のメールを読み感激し泣いた。

メールの主は以前ブログで取り上げ、訪問看護ステーション開設後3年で大規模ステーションとなり、機能強化訪問看護療養費( Ⅰ)を算定できるようした管理者からだ。許可を得てメールの一部を掲載した。

「いつも思う事ですが、先生に会わなかったら、私は全く別の人生を歩んでいたのではないか・・とこんなに仕事が楽しくて、経営や面白いと考えることはなかったでしょうから・・・本当に感謝しています。」

今まで研修会でもコンサルでも、管理者が安定経営できるように、また成果を出し自信を持てる支援をと関わってきた。しかし管理者でなかったらまったく違う人生を歩んでいたとまで言ってくれたことに深い感慨を覚えた。まさに研修講師と管理者の一期一会だ。





 


2015年11月29日日曜日

利用者さんのための訪問看護

今回、訪問看護とは少し違う観点で考えてみた。首都圏を中心に営業しているある高級スーパーは安さを売りものにしている大手スーパーを抜き年商600億円越えといわれている。そのスーパーの経営理念は「すべてがお客様のため、お客様に満足していただく、喜んでいただくそれだけを目指す」そのためにお客さまの期待にどう応えていくかを常に考え対応しているのだ。これらはビジネスにおける基本の考え方である。

「利用者さんのために」これは訪問看護師さんの常套句になっているが、具体的に利用者さんのための看護を満足していただける看護の提供はなされているのだろうか?利用者に必要な看護は何か?あるいは利用者の看護へのニーズは何か?を常時考えそれを実践しようとしているのかどうかということだ。

疾病と障害があり頼れる家族は近くにいない一人暮らしの男性、ショートステイ以外の日は毎日のように緊急コールをしてくる。具合が悪い、トイレまでいったが動けなくなったなど訴えはさまざま。老衰の母親を介護する長男、医師から今後の経過を聞き定期的な往診も行われているが、食事量が少ない、状態が悪いようだと緊急コールが頻繁にあるこんな事例の看護は?

これらの事例に共通している看護上の問題点は、在宅の療養生活あるいは看取ることへの不安といえる。しかしこのような事例は往々にして訴えが多い利用者や介護者とレッテルを張られその都度の対処を行うことが多くなり、コールしてくるその利用者等の本当のニーズのアセスメントがなおざりになっていないだろうか?。

フィジカルアセスメントとともに、利用者等が何を考え何を不安に感じているのか?を聞き取り看護に反映することが訪問看護の本質ではないだろうか?

2015年11月20日金曜日

岩手県サードレベルで

11月17日は、岩手県看護協会のサードレベル研修だった。今回の研修は公開講座で参加者は訪問看護ステーション管理者と医療機関で働く看護師長48名とサードレベル受講者17名で65名だった。

私の担当は「看護の起業」だったが、サードレベルの受講生の医療機関では訪問看護ステーションを有していなので、訪問看護の理解を深める内容構成とし、ステーションのアウトラインから始めその中に成果を出している管理者のエピソードをちりばめた。

ステーション管理者の中に起業した看護師が3名いたが、それぞれ経営も安定しておりさらなる新しい事業を立ち上げようとしている方もいた。頼もしいかぎりだ。

さかのぼること23年前、訪問看護制度の創設時に多くの看護師は「訪問看護ステーションは看護師が経営者としての手腕を発揮できる事業だ」と喜ぶとともに看護師の起業へのモチベーションが高まったと聞いている。

訪問看護ステーションは看護で利益をあげ看護で社会や地域に貢献できる事業なのだ。
みなさん看護の力、試してみませんか?


2015年11月13日金曜日

平成28年度診療報酬改定情報

社会保障審議会医療保険部会・医療部会、平成28年度診療報酬改定の基本的視点とあらあらの方向性が示された。地域包括ケアシステムの推進を見据えた内容になっている。

訪問看護に関しては、機能強化型訪問看護ステーションの要件見直しの方向性がでている。機能強化型訪問看護ステーションの届け出は平成26年12月時点で252か所(約3%)。機能強化Ⅰが108か所Ⅱが144か所である。届け出がない県も8県あるそうだ。届け出が少ない一番の理由は「看護職員数が少ない」、次に在総診やグループホーム等の看取り加算との兼ね合いで「ターミナル療養費・加算の算定件数が少ない」ことによる。看取りに関しては、看取りの実績を評価できるようにして算定要件を満たしやすくする可能性はあるようだ。また、小児の訪問看護をおこなっているステーションは全体の3割程度と少なく、年々増え続ける小児への訪問看護の提供に対し評価する動きもでてきているとのことである。このような動きは訪問看護への期待の大きさを示しているともいえる。今後の情報を注視していきたい。

2015年11月2日月曜日

稼ぐ訪問看護ステーション

平成26年介護サービス施設・事業所調査の概況が発表された。調査は平成26年10月1日現在の状況でまとめられたものである。訪問看護ステーション数は7,744か所。

ステーションの規模別では利用者100人以上の割合が約15%で大規模化は徐々に進んでいるし、その中で利用者160人以上のステーションも約5%あった。開設主体別では予想どおり医療法人立32.5%営利法人立40.3%で営利法人立訪問看護ステーションが上回った。営利法人のステーションへの参入数は平成23年ごろから多くなっていたが3年間でこの業界を席巻していた医療法人立を抜くことになったのである。

営利法人の中には、看護師の起業も含まれているがその割合いは不明だ。大規模ステーションで起業後4年で年商3億円以上を稼ぐステーションもある。また雇われている管理者で年商1億円以上を稼せぐステーションもある。

このような管理者が出てきたことは、管理者の支援を行っている者として頼もしい限りだ。これらの管理者の共通点は、ガバナンスが明確であること、数値目標を含めた目標への取り組みが明確なことだ。ある管理者は「利用者が訪問看護で幸せになれること、そして職員の生活が幸せになること」を最大の目標としていると言っていた。
全国の管理者のみなさんがんばってください。




2015年10月27日火曜日

OJT(同行訪問)で見えたこと

久しぶりのOJT、訪問看護の現場をみることができた。

フィジカルアセスメントを行い、計画されたケアをマニュアル化された方法で行っている印象を受けた。
急変ではないが緊急コールが多い30分訪問の利用者にマニュアル化された看護だけでよいのか?老衰の利用者、減少していく食事量に不安を抱える介護者を看取りに導くとき、マニュアルにある一律な看護の繰り返しでよいのか?状態変化が著しいガン末期の利用者も他の利用者と同様のマニュアル化されたケアでよいのか?それぞれの事例から、「緊急コールは不安から発していることなのだ」「こんな少ない食事量で足りているのか?」「急変した時どのようにしたらよいのか?」など利用者や介護者の叫びがきこ得てくるような気がした。本当に今必要な看護がなされているのならこんな不安な状況はなくなるはずではないのだろうか?

ナイチンゲールは看護覚え書のなかで、自らが感じたことのない他人の感情の中に身を投じる能力が、これほどまでに要求される仕事はないと記している。
ヘンダーソンもまた看護の基本となるもので、看護師は、自分の患者が何を欲しているのかのみならず、生命を維持し、健康を取り戻すために何を必要としているかを知るために、彼の*皮膚の内側*に入り込まなければならない。このように表現をしている。

なぜ緊急コールが多いのか?食事量が少ないと心配するのはどのような気持ちからなのか?死に向き合おうとしている介護者の言い知れぬ不安はどのようなことなのか?これらの状況にじっくり向き合い「なぜですか?」と聞き取り集めた情報をもとにアセスメントし実施した看護はよりたしかなものとなっていくのである。



2015年10月18日日曜日

管理者としての実り

たわわに実った柿 。
秋ですね!

10月17日は、神奈川県訪問看護ステーション連絡協議会「新任管理者研修会」7月に続く2回目。今回はそれぞれの管理者が自らのステーションの課題を抽出し解決する取り組みをしその結果を持ち寄った。

成果が出たステーションの管理者からの報告が次のとおりだった。
報告Ⅰ
ベテラン管理者のあとを引き継いで4か月目の若い管理者は、看護師の経営参画をめざしステーションの詳細な収支状況を示し収益を上げるための方法を示した。その結果看護師のモチベーションを高めその結果収益が上がった。
報告Ⅱ
ベテラン看護師が多くいるステーションの新米管理者。職員の給与を上げただけでなく収益を1億円にすると明言し職員のやる気を引き出した。
報告Ⅲ
収益を上げる目標を示し加算の算定の見直しを行った。その結果、平均単価が上がり収益も増えた。

これらの取り組みをまとめると、職員に現状を示すこと、明確な目標をしめすこと、管理者が目指す方向性を示すこと、職員との意思疎通をスムースにすることで職員のモチベーションを高めていることがわかる。そうなんです!管理者の役割は職員より多くの訪問をこなすことではなく職員の士気を高め職員が自分たちの働くステーションを良くしたいと考えられるようにすることである。このような成果が出せるサイクルを生み出せるステーションにすることである。
管理者のあなたは職員のモチベーションを高め成果をだすためにどのようなアプローチをしますか?


2015年10月13日火曜日

パトリシア・ベナー博士の講演会

10月11日ベナー博士の講演会にいった。会場はパシフィコ横浜。テーマは「看護実践における専門性」である。

専門性の高い看護実践は、論理的であることが求められる。論理的であることそれは次のように表現されていた。一般的事例の標準値や数値で表された情報と疾患の典型的・客観的特徴などを把握したうえで、個別的事例に対応するために個別の疾患の傾向と経過を一般事例の情報と関連付けて理解しさまざまな症状や状態などの事象に対応できることまたこれらの情報から今後の予測ができることとしている。訪問看護の現場で求められていることと同じである。ベナー博士は患者に寄り添うことができるのが達人ナースであるといった。
達人ナースとは
  1. 患者に同調できる→患者の気持ちになれる・理解できる
  2. 患者のリアルタイムの情報を持ち状況把握できる
  3. 一般的事例の情報をもとにして個別の事例に対応できる
  4. 関りのスキルがある→患者の考えていること・不安に感じていること・困っていることを表出させることができる
と表現していた。

私だけだろうか?講演は概念的な内容で頭の中がもやもやしたが、そこで考えたこと、もしかしたら看護は言語で表現するのが極めて困難な行為なのかもしれないが、言語化された看護行為は普遍的な行為となり達人ナースから新人ナースに継承されていくことになる。これらのプロセスにより看護の質は高まっていくことになると。


2015年10月8日木曜日

利用者さんの負担が・・・

訪問看護が訪問看護事業と称されるようになったのは、介護保険制度創設時だったと記憶している。

事業とは何であるかを考えてみた。事業とは 利益の追求と人の役にたつことを目指した活動である。多くの企業はさまざまな経済活動により利益を生み出し、利益を地域や社会への貢献に注ぎ込んでいる。

訪問看護事業と称される訪問看護ステーションはどうだろうか?
訪問看護を提供し報酬を得てそれが利益につながっている。今では年間の収益が4億近いステーションも出てきている。また訪問看護は人ためになる活動として、障害や疾病をもち在宅療養している人のために看護という手法を用いた支援で療養者の役に立っているのだ。だから訪問看護は利益の追求と人の役に立つことが同時にできる立派な事業である。

訪問看護ステーションの管理者も訪問看護師も事業に携わる者として利益の追求と人の役に立つことを同時に行っていることを認識してほしい。


2015年9月29日火曜日

出雲で会った管理者

9月25日から島根県出雲市に行きました。管理者研修会は午後なので、26日研修会当日の午前に出雲大社に行きました。出雲駅前からバスで約40分。写真は大社の入り口の立派な鳥居とそれに続く参道です。参道に入ると深い緑に包まれ涼しく澄んだ空気が漂い癒しの空間でした。

島根県の管理者研修会講師は6年ぶりでした。訪問看護ステーション数は約60か所でここ数年増加傾向にあるそうです。

研修は、訪問看護師の職務満足度調査結果をもとに人材育成についてでした。

受講生のなかにIターン(出身地の都市部から地方に移り住んで働くこと)で雲南市に訪問看護ステーションを立ち上げた管理者がいました。慣れない土地ですが研修後の管理者は「研修で学んだことを生かしていきます」イキイキした表情でした。頑張ってほしいですね!

2015年9月22日火曜日

ケアプラン利用者自己負担の検討始まる


2018年、ダブル報酬改定時にケアプラン作成費用の1割を利用者負担にすることを検討していることが明らかになった。ケアプラン作成料の一部負担金は約1,300円相当になる。介護保険利用者数の増加に伴う国の負担増がその要因ということである。

このことをまだ先のことだと考えないでほしい。なぜなら8月から介護保険制度の改定により今まで一律1割だった利用者負担2割負担の利用者がでてきた。その結果、訪問看護の回数を減らしたい、あるいは訪問看護は必要ないなど利用者からの申し出があるという。このように利用者の負担額が増えると、受けているサービスの中で本当に必要かどうかという吟味がなされるからだ。

居宅介護支援事業所を併設しているステーションでの対応を考えた。ケアプランの他事業所との差別化である。つまり利用者の在宅療養の意向をどれだけ取り入れている、また看護職の視点が反映されたきめ細やかなケアプランの作成が求められている。

2015年9月21日月曜日

80歳以上の人口1000万人越え

秋の訪れを教えてくれる金木犀の花。今年はその香を十分楽しむことなく散ってしまったような気がします。

敬老の日の新聞記事で80歳以上の高齢者が1000万人を超えたことが伝えられました。この1000万人以上の数は東京都の人口約1200万人に迫っていることになります。

コンサルの訪問看護ステーションの提出資料で地方でも、山間部の高齢化率は50%近く限界集落化に近づいていることがわかります。全国の訪問看護ステーションのみなさんの実体験としてどのように考えていますか?

私たちの健康年齢つまり健康上の問題がなく過ごせる年齢は73歳までといわれています。なら80歳以上は何等かの健康上の問題を抱えて生活している高齢者だということになりますので、訪問看護の対象者になりえるといえます。今後も訪問看護の必要な高齢者は増えていることは明らかといえます。訪問看護のマーケットは今後も拡大していきますよ!

2015年9月16日水曜日

おんせん県(大分)の管理者研修会

大分県看護協会の講師控室にあった彼岸花と栗。小さい秋見つけました。

大分県看護協会では、6年前から協会員を増やす取り組みを始めました。その内容ですが、独自の会員手帳の作成、研修受講のポイント制の導入、協会だよりへの広告掲載と掲載企業の協賛による優待券発行やわり引きの導入などです。会員は2,000人増えたそうです。まさに競争原理の成果ではないでしょうか。

大分県内に訪問看護ステーションが約90か所ありますが、問題は小規模ステーションが80%と全国平均の60%を大きく上回っていることです。ステーションの規模拡大には管理者のビジョンが大きく関わってきます。大分県だけでなく小規模ステーションの管理者は、「いつまでに利用者を何人にする」「そのために具体的に何をする」を数値目標と具体的な対策をたて計画・実行することが残念ながら苦手なようです。

小規模ステーションの管理者のみなさん、経営安定し人材定着も良好な大規模ステーションへ向け進みましょう!

2015年9月9日水曜日

管理者の職務満足度は低い!?


9月9日17時家から見た青空だ。この日相模原市からの緊急避難エリアメールが4・5回あった。不幸なことに北関東では大きい水害になってしまった。訪問看護ステーションの被害はどうだっただろうか?心配だ。
今回伝えたいことは、平成26年度新潟県で行った管理者を含めた訪問看護師の職務満足度調査である。残念ながら管理者の職務満足度が低くかった。

訪問看護ステーションは事業である。事業とは「利益を追求し人の役にたつこと」である。その事業の責任を担い目的達成をするのが管理者である。その管理者の職務満足度が低くければステーションの経営・運営状態に大きく影響するのは推測できる。

管理者の職務満足度であるが
まず、管理者の職位への不満、次が給与や休暇等の労働条件への不満、業務への不満、労働環境への不満と続く。これらの結果は職員である訪問看護師より満足度が低いことが明らかだった。この結果は有効回答率の高さや多くのコンサルを担当してきた者からみても、新潟県だけの課題ではないと考えることができる。
このように多くの項目への職務満足度が低い管理者がステーションの経営・運営をしている現状である。職務満足度の低さからステーションの経営・運営や職員の定着などがうまくいかない理由が透けて見えるのは私だけだろうか。

管理者はステーションのリーダーを自覚し自らの職務満足度を上げることに取り組んでほしい。


2015年9月3日木曜日

圏域を超える架け橋として

この似顔絵、専門家に依頼し私の写真をもとに描いて頂きました。自分では結構似てると思ってます。新しい名刺にこの似顔絵を入れました。

研修会で会った多くの管理者に、「先生の写真を撮りたい」と言われ要望には応えてきましたが、名刺に似顔絵を入れれば写真じゃなくてもいいかも?また私を顔を含め覚えてくれる人が多くなればいいなかな?なんて考えた結果です。

研修講師等でいまだ行くことができていない4県はあるものの、43都道府県に複数回行くことができているので、それってすごいと考えることにしました。ちなみに行けてない県名は、群馬県・三重県・香川県・佐賀県です。

今までさまざまな県に行きましたが、行った先でそれぞれの県の看護協会等の担当者から訪問看護に関する相談を受けます。訪問看護ステーションの人財育成や管理者教育などです。それらの相談は次年度の事業につながることもありますが、相談内容によっては他県で私が知りえた先進的な取り組みを紹介したり関わっている人材等を紹介します。

私が知りえたさまざまな情報を持つ人たちの紹介により、他県の訪問看護師や訪問看護に関わる行政の事業担当者との情報共有が可能になりその結果、県や地域を超えた取り組みが可能になったりします。こんなすばらしいことはないと考えています。

これからもさまざまな地域の情報を得て発信することで地域(県域)や人的バリアーを超えた情報共有や人的交流の支援になればとよいなと考えています。

2015年9月1日火曜日

うれしい報告

滋賀県看護協会で管理者研修会で10年ぶりに会った管理者がいた。当時彼女は、市立の訪問看護ステーションの管理者で、財団が行ったコンサルテーション事業を受けた。

彼女は昼休みに私に会いに来て「先生ご無沙汰しています。財団のコンサルの時は一番の劣等生でご迷惑をおかけしました。」とはにかみながら挨拶してくれた。
少しの時間、当時の思い出話しをした。管理者はとても疲れた表情で何を言っても「糠に釘」だったこと、「そうそう、〇さんは魂を抜かれたようだったね!」と笑った。

今彼女は定年退職し自らのステーションを開設し1年半経過した。ステーションは黒字。利益を職員の給料に還元している。「こんなにお給料が上がる職場は初めてだ。」と職員のエピソードを笑顔で話してくれた。
「10年前の先生の指導が、今本当に役に立っています。」当時とはまったく違う若々しく溌剌とし自信に満ちた表情が印象的だった。

2015年8月31日月曜日

成果をだす管理者

この頃は猛暑だったことが嘘のように涼しくなり、秋の花「サルビア」が咲きはじめた。

訪問看護師さん達もほっと一息ついているところでは?
急な気温変化で体調を崩さないでほしい。

今年も複数の県で訪問看護ステーションのコンサルテーションを実施している。
成果をあげることができた管理者は、目標を掲げそれを達成する。残念な管理者は積極的な取り組みなく成果もだすことができない。たとえば黒字になるステーションと赤字のままのステーションである。その差は歴然!

成果を出す管理者の共通点として、自己効力感が高いことである。自己効力感とは、例をあげると「私にはステーションを黒字にをすることができるだろう。私は黒字にできる方法も知っているしそれを実践する力をもっている」と認識でき実践できることである。そして実践し成果を出すことで成功体験につながりさらに次のステップに進むことができ、それが管理者のポジティブサイクルになっていくのである。最初のステップを踏み出していくのはあなたですよ!

2015年8月26日水曜日

人材育成の取り組み


 
1年ぶりに行った福井。駅前にジュラシックワールド出現!駅の壁面アートだけでなく、駅前広場にはフクイザウルスやフクイラプトルが動いて吠える!凄い!福井まで北陸新幹線は来ていないけど金沢からの観光客誘致をにらんだ観光戦略である。
福井県看護協会訪問看護支援室でも新たな取り組みが始まっていた。訪問看護ステーションに就職した新人看護師の育成、特に訪問看護経験なしの看護師の教育はステーションまかせになっていることが多い。もちろん育成マニュアルもあるが実情にあった育成ができていないのが現状だ。そこで新人を対象とした教育プログラムを実施している基幹病院の研修をステーションの新人が受講できるようにした。県からの事業費なのでステーションの費用負担なしである。受講時間の規定はあるが単科の受講も可で、不足している知識やスキルだけを補うこともできるようになっている。昨年始まったチャレンジ就業と併せた効果が期待できる。ちなみに新人としいているのは、新卒看護師からブランクありの看護師までを含んでの総称である。
人材育成の新たな取り組みの成果に期待したいですね!
 



2015年8月12日水曜日

大規模ステーションを目指そう!

平成26年度に行った新潟県訪問看護ステーション強化事業の管理者実態調査で規模拡大についてきいたところ、拡大したいと現状維持の回答が拮抗していた。

現在2年目の新潟でのコンサルを実施中である。

100人の利用者にあと20人足らずのステーションに対し大規模化を勧めると二の足を踏む管理者がほとんどだ。
「そんなこと考えたことがない」「現状維持で精いっぱい」「多くの利用者の管理ができない」などの理由である。残念に思う。

大規模ステーションはスケールメリットがはたらき黒字になることがわかっている。また平成24年以降の報酬内容も、大規模ステーションの高い報酬算定を可能にしている。この傾向は今後もっと強くなっていくだろう。

利用者100人にあと数十人のステーション管理者のみなさん、事業拡大は経営の安定につながっていくのです。100人規模のステーションを目指してみませんか?

2015年8月1日土曜日

「アリスのままで」を見て

「アリスのまま」を見た。ジュリアンムーアがアカデミー主演女優賞をとった作品だ。

若年性アルツハイマー型認知症の女性の物語である。コロンビア大学の言語学教授である50歳のアリスのアルツハイマー型認知症の発症から診断と告知、そしてそれぞれの状況のアリスや家族の心の変化を表現していた。

圧巻のシーンは、アリスがアルツハイマー型認知症の患者として講演する場面である。記憶障害の症状で多くのことを忘れてそのためにさまざまな障害が生じる。記憶を失い体験を削がれ認知がゆがんでいくけれど、人間としての尊厳を失っていないし人としての本質は変わらないと話した。

これは関わる多くの人たちに様々な症状や障害に左右されずに、アルツハイマー型認知症患者をそのもの捉えてほしいというメッセージと考えた。

ジュリアンムーアのアルツハイマー型認知症が進行していく演技は圧巻だった。

2015年7月26日日曜日

管理者と裁量権

今までは県の事業としてのコンサルの依頼が主であったが、このところ訪問看護ステーションからのコンサルの依頼が増えている。

その理由として、ステーションを開設したが「訪問看護未経験の管理者の不安を経営側がぬぐうことができない」「管理者になって間もないため職員の承認が得られない」「経営状況を改善するのにコンサルの力を借りたい」などである。

時に訪問看護師と経営者との労使交渉のような場面に関わることもある。このような場面で痛感するのは、管理者の裁量権の有無である。
裁量権とは、管理者が自分の判断によりステーションで起こる事柄を処理していくことができることである。つまり職員採用や職員の給与・手当等や物品購入などステーションを運営していくうえで必要な事項について直属の上司と相談しつつも管理者としての決定を可能にできる。

「職員を採用したくても即決できない」「黒字を職員の手当やボーナスに還元できない」「訪問車やパソコンの補充ができない」など裁量権をもたないことで管理者として悩む管理者も多い。

では裁量権はどうしたら得ることができるのか?まずはステーションの黒字化である。それに加え戦略的かつ計画的な法人への働きかけと論理的なプレゼンテーションによる。
 
裁量権を得たとき、経営へのフリーハンドを獲得し管理者の思う通りの経営ができるようになるのだ。

2015年7月20日月曜日

イオンが介護事業に参入

7月19日の日経新聞、イオンが介護事業に参入の記事があった。
スーパー開業から約30年お店が対象となる。当時若い世代が多く住んだ地域も高齢化が進み顧客層が変わった。このような店舗にデイサービスを設け利用者確保を図るそうだ」。2018年度までに20から25か所の施設開設を予定してる。

イオンは、地方に多くの店舗があるし、なにより大手スーパーで顧客層も多彩だ。それゆえ利用者確保の市場としてみても今後に期待できるのでは・・・
みなさんの訪問看護ステーションの近くにもイオンありますよね!

デイサービス利用者にも、訪問看護が必要な利用者は多くいると思うし、なによりも利用者確保ということから考えるとイオンに来る顧客層は魅力的ではないですか!?

みなさんの訪問看護提供地域にあるイオンと組みイオンに相談窓口を設けるなどの取り組みはビジネスチャンスになりませんか?

2015年7月18日土曜日

10年ぶりの山形で

7月13日、山形大学医学部看護学科の非常勤講師の仕事でした。

写真は山形県特産の紅秀峰という名前のさくらんぼです。山形のさくらんぼで佐藤錦は有名ですが、あえて紅秀峰を買ってみましたが、驚くほど甘くて本当に美味しかったです。

「やまがた起業ナースの会」は、訪問看護ステーションやグループホームや小規模対機能などの介護事業を起業した看護職の集まりで研修会の開催だけでなく情報交換の場となっています。

会の世話人は76歳の元訪問看護師の荒木さん。60歳で行政の保健師を退職後、訪問看護ステーションを開設し8年間管理者を務め72歳の時山形大学大学院に進学し3年かけ修了したそうです。
管理者のみなさんからよく聞く「50歳の訪問看護師は高齢」の言葉って何かあきらめや言い訳にしてませんか?




2015年7月12日日曜日

医療保険利用者の交通費

7月11日徳島空港からの羽田空港に着陸しようとする飛行機からの写真です。
梅雨とは思えないくらい暑い日で夕日もきれいでした。

徳島県看護協会の管理者研修会には約20名の管理者が参加しました。徳島県の訪問看護ステーションは全国訪問看護事業協会が行った調査による今年4月1日のステーション数は、昨年と比べてみると65か所から67か所と微増しています。だた受講生のバックグラウンドから推測できることは、20名の受講生のうち営利法人はたったの1か所なので、営利法人の開設は少ないということが推測されます。

徳島県の訪問看護ステーションの特徴的なことは、全県で医療保険利用者の交通費の徴収をしていないということでした。以前は徴収していたステーションもあったようですが、地域のステーションの実情?に合わせ徴収をしなくなったということです。

医療保険の利用者の交通費は、ステーションの収益からすれば少額ですが、地方のガソリン代は首都圏に比べると常時1リットル10円以上高くなっています。もし医療保険利用者の割合が多いステーションたとえば、精神障害者や小児や障害の利用者が多いステーションでは見過ごすことはできないのではないでしょうか。

2015年7月4日土曜日

管理者のコンピテンシーモデル

7月4日土曜日、神奈川県訪問看護ステーション連絡協議会の初任管理者研修会だった。約50名の参加者の約8割が管理者になって1年未満、そのうち訪問看護の経験者はほんのわずかだった。

今回の研修にゲストスピーカーとして、ステーション開設3年で機能強化型訪問看護ステーション(Ⅰ)を算定した管理者を招へいし実践報告をお願いした。この管理者はステーションを開設した3年前に萩原の研修を受講し研修内容に触発され研修で学んだことを実践したことが成功の要因になったと報告した。

管理者が信条とし実践した7か条は以下のとおりである。
  1. スタッフとの対等な関係づくりとスタッフからの自由な提言による経営
  2. スタッフの悩みや相談へのタイムリーな対応
  3. スタッフの失敗を責めるのではなく、管理者の責任として対応
  4. 有給が取りやすい体制づくりや危険手当など給与に反映できる手当の創設
  5. 困難事例を断らない、退院調整に自ら病院に出向くなど積極的な利用者確保
  6. 報酬は看護への対価であること対価を得るために確実な仕事をするための看護師教育
  7. 訪問看護師は利用者の最大の支援者として働くことを使命とする
この管理者は、7か条を実践するにあたりリーダーシップ論に関する書籍を何冊も読んだ。またスタッフに諸手当を支給するために経理を勉強し事務長に掛け合うなどさまざまな取り組みをしているが、その陰で胃潰瘍や心臓の期外性収縮などストレスによる病気を乗り越えてきたという。並々ならぬ苦労をしたことを物語っている。
苦労の中で、この管理者を突き動かしてきたのは何か?それは7か条の7番目である看護で利用者を支援したいという一念であったと考える。研修を終え「管理者業務は楽しい。訪問看護は看護の最高峰です。」と言い会場をあとにした管理者は自信に満ちていた。

2015年6月28日日曜日

静岡県浜松市北区での講演会で


6月27日土曜日、実家のある浜松市北区で一般市民向けの講演を行った。
「ふるさと講演会」と称される講演会は年に3回ほど行われているそうである。

講演会のテーマは「知って利用しよう訪問看護」参加者は予想をはるかに超える約70名以上だった。

一般の方たちの訪問看護の認知度は1割という調査結果があり、訪問看護の認知度は低いといわれているが、講演会に集まったた方たちに「訪問看護を知ってますか?」と聞いたところ半数以上の方の手が挙がり驚いた。また実際に利用している方が2名おり看護職の専門的な対応がよいとの評価を聞くことができた。農家が多く在宅介護が困難では?と想定した地域住民からの評価だったこともあり少し安心した。地域にある訪問看護ステーションは3か所である。地理的要件もあり実際この地域に訪問してくれるステーションは1か所のみという厳しい状況である。

この講演会で、国の医療政策の変化つまり在院日数の短縮化と在宅療養へのシフトは地方の隅々まで行き渡りつつあるということを身をもって知ることができた。これからさらに訪問看護が利用されるためにはステーションの訪問看護師が増えること、またステーション数が増えていくことが急務だと実感した。

2015年6月17日水曜日

新潟県の看護体制強化加算の算定は高い!?

昨年からの新潟県訪問看護ステーション強化事業のコンサル、6月17日に対象ステーションの約半数にあたる34か所を終えた。
看護体制強化加算を算定できたステーションは34か所中14か所で算定率40%だった。また近々算定可能になるステーションが2か所あった。他県の状況より高いことが推測される。算定できれば即増収になるので経営への影響は大きい。

看護体制強化加算の算定は、ステーションの規模はあまり関係ないようだ。PT・OT等の訪問割合が高いステーションは難しく、看護を中心とした体制で医療依存度の高い利用者を多く確保しているステーションが算定を可能にしている。



2015年6月10日水曜日

 新潟県訪問看護ステーション強化事業3年目の現状

新潟訪問看護ステーション強化事業 の最終年に入った。昨年に続き2度目のコンサルを今年度は4月から開始した。現在新潟と長岡で23か所を実施した。現在の結果として収益を上げてきたステーションは23か所中21か所だった。管理者が実践した主な内容は
  1. 利用者数を増やすための営業 
  2. 訪問件数を増やすための看護内容の見直し
  3. 看護実践の見直しなど
そしてこれらのことを可能にするために職員への経営状態の周知と今後の方針を明確にしたことである。つまりコンサルを受けた管理者はその内容をステーションで即実践したことが結果につながったといえる。ちなみに成果をあげられなかった残念なステーションはコンサルで示されたことを実践してなかったということが明らかだった。

管理者のモチベーションって重要ですね!職員のモチベーションを高め経営状況をよくすることができるのだから・・・


2015年5月29日金曜日

訪問看護の服薬管理どうしてる?

訪問看護、特に介護保険の30分の訪問看護で多く実施されているのが「服薬管理」です。この服薬管理です。5月19日NHKのクローズアップ現在で高齢者の服薬に関して取り上げられましたが、訪問看護側の対応として考えさせられる内容でした。

まず残薬の多さの問題です。医師の処方は服薬していることを前提に処方されているますが、服薬回数や飲み方が複雑になっているため処方どうりの服薬ができず残薬が増加していること、また服薬状況をうまく医師に伝えることができないため重複して処方されてしまうことが残薬の要因
になっているそうです。

その次は副作用です。高齢者は多くの他科を受診しているため多くの服用をしているので飲み合わせによっては重篤な副作用が現れることもあります。

訪問看護の利用者の多くは高齢者です。訪問看護の服薬管理は、残薬チェックと服薬状況と副作用のアセスメントを行い医師に情報提供することで高齢者の服薬治療に役立ちます。診療の補助そのものですね!

2015年5月24日日曜日

久しぶりに訪問看護の現場に

5月の中旬、訪問看護利用者の写真撮影のため横浜市港北区にある訪問看護ステーションにいった。3件の利用者宅の同行訪問をした。

1件目は脳梗塞後遺症で右麻痺のある一人暮らしの利用者。在宅支援診療所の医師との同行だった。玄関から入る前居室での利用者の状況を窓から観ていた医師は、居室に入るなり電気のコードの危険性を察知し安全にするための方策を考えその場で解決し、その後診察をした。利用者の状態は安定していた。
2件目は、認知症で寝たきり全介助の92歳の利用者。介護者は60代の娘さん。訪問看護は週3回胃瘻とバルンカテーテル挿入。匂いなし皮膚はピカピカできれい。
3件目は、ALSで人工呼吸器・胃瘻の60歳の利用者。介護者は奥さん。全介助で意思疎通は瞬き。この利用者もきれいだった。

 12年ぶりの現場、感激したけれどひどく疲れた。訪問の移動距離が長いこと、道が細い・渋滞するなど道路事情が悪いこと、それだけでなくなにかスピード感が違うことが違うと感じた。でもピカピカできれいな利用者は、日ごろの訪問看護での保清によるもので、そこはなんら変わっていなかった。

やっぱり訪問看護ってすごいと感激した。

2015年5月17日日曜日

宮崎県の管理者研修会で

5月16日、宮崎県看護協会の管理者研修会だった。宮崎県のステーション開設も順調に伸び90ヵ所になる勢いだ。

研修を終え帰ろうとしたとき、受講生の一人が声をかけてくれた。
「先生7年前に先生の研修を受けました。その時4,100万円の累積赤字でしたが、4年後800万円の黒字にすることができました。そして平成26年に自分のステーション開設し黒字経営です。今後は大規模ステーションを目指して頑張ります。」と自信に満ちた明るい表情が印象的だった。こんな管理者が増えていくことが講師を生業とする私の励みである。



規模ステーション目指しています。」

2015年5月11日月曜日

精神科訪問看護

精神科訪問看護療養費算定の研修会は盛況である。また届け出した訪問看護ステーション数も増えているようだ。それならば、さぞかし精神の利用者を多く受け入れているステーションが増えているだろうと思うが実際はそうではないようだ。

その理由として研修受けただけで実践上の経験者がいないから、営業せず積極的な受け入れはしないなど消極的な理由が多い。じゃあなぜ精神科訪問看護療養費算定可能になる研修を受講したのか?ということになる。精神科の利用者が地域で生活していくために、服薬管理や生活指導を中心とした訪問看護は欠かせない。自信がないというなら、まずは軽度な利用者を保健所の保健師や主治医との十分な連携で支援しながらスキルアップしていったらどうだろうか!?

2015年4月28日火曜日

管理者カフェ開催します

春は新しいことに取り組みたいと思う季節です。そこで管理者の身近な存在であるオフィス萩原が「管理者カフェ」を企画しました。

「管理者カフェ」は、少人数制で集まった管理者が悩みを話し合い解決の糸口を見つけることができるワークショップ形式。自由で活発な意見交換で、もやもやしている気持をブラッシュアップし実践に結びつけることがきるようにします。もちろん講師は、萩原です。
 
詳細は以下のとおりです。 
実施日:平成27年6月20日(土曜日)
実施時間:13時30分から16時30分まで
実施場所:小田急町田駅から5分・JR町田駅か 
       ら徒歩8分の会議室
参加人数:10名
最少実行人数:3名
参加料金:8,000円(税込)

 
ちなみに町田は東京都の西の端で、新宿から急行で約40分、新横浜から約20分の場所にあります。

し込みはホームページのメールから管理者カフェ申し込みの件名で申し込んででください。開催場所や振込先等の詳細をお知らせします。

多くの管理者の参加をお待ちしています。




2015年4月22日水曜日

楽しかった新潟県訪問看護従事者研修会

4月18日土曜日、新潟県看護協会の訪問看護従事者研修会だった。訪問看護師経験3年未満あるいは未経験を対象にした訪問看護の基礎を学ぶ研修である。公開講座参加者と合わせて100以上で、中堅看護師や管理者もいた。

今回の研修は、昨年度新潟県訪問看護ステーション強化事業の実態調査をもとに内容を構成して実施した。驚いたのは、制度や報酬の仕組みをほとんど知らないまま訪問看護業務に従事していることだった。基礎から教え、こんな質問をしてみた。「制度や報酬の仕組みを理解し、訪問看護としてどのような働き方ができるか?」それぞれの理由をグループで話し合ってもらった。利用者とのコミュニケーションに基づく看護をする。加算の算定の取りこぼしがないようにするなど積極的な発言が多くあった。
また「今まで受けたことのない小児あるいは精神の訪問看護依頼があったらどのように対応するか?」では、受けているステーションへの実習や研修受講や自己学習などにより積極的に受けていく意見が多かった。様々な質問すべてに積極的かつ斬新な答えが返ってきた。講師していて本当に楽しかった。

新潟県の実態調査の結果でも、訪問看護経験3年未満の看護師の職務満足度は高かった。何もかもが新しい経験だが、訪問看護業務への前向きな姿勢は、もしかすると中堅看護師より強いのかもしれない。訪問看護師の定着が課題になっているが、3年未満の看護師への教育の仕方如何で定着度合が違ってくるだろう。
研修受講がままならないステーションもあるだろうが、制度のことや報酬のことは管理者が教えることができるはずである。まずは訪問看護に同行させる職人のような教育だけでなくするだけでなく、訪問看護業務を行うのに必要なバックグランドをしっかり教えることである。

2015年4月14日火曜日

中堅訪問看護師の実態

医療機関で働く看護師の職務満足度調査は数年前から行われてきたが私が知っている限りで訪問看護師の職務満足度調査の実施は今までなかった。

平成26年度に新潟県で初めて実施した。

驚くべき結果が出た。
常勤、勤続年数10年以上、一日の訪問件数4件以上、残業ありの長時間労働をしている訪問看護師の職務満足度が低いのだ。このような訪問看護師は管理者や主任クラスが多く、スキルが高いこと、重症度が高い利用者や家族への対応や多職種との連携もすんなりできる、いわゆる頼れる訪問看護師でもある。これらの結果からこの世代の訪問看護師の職務満足度が低いことはいつ退職するかわからない爆弾をかかえているということである。

このような訪問看護師が定着できるような取りくみが求められています。

2015年4月7日火曜日

働き続けられる職場

多くの訪問看護ステーションで、若い訪問看護師の育休や高齢者を抱え介護のために退職すると中堅看護師は多いのではないでしょうか?もし労働時間の短縮があれば仕事を続けてもいいという職員がいるのなら、今回厚労省から示された就業時間の短縮を考え職員が長く働ける環境にしてはいかがですか?

育休・介護休業等労働者の福祉に関する法律の改定により、育休・介護休暇で業務の短縮措置が可能になりました。利用者への訪問看護提供に支障がない体制を整えている場合例外的に1週間の総労働時間は30時間にできるようになりました。週30時間だと1日5時間になります。「そのくらいの時間ならもしかして働けるかも!?」と介護理由に退職を考えていた訪問看護師の気持ちも変わる可能性もあるかもしれません。

このような法律を知りいつでも対応できるようにしていくのも管理者の役割ですね!

2015年4月5日日曜日

鳥取大学病院の訪問看護師育成コース

家の近くのしだれ桜、一気に春爛漫ですね!

鳥取大学医学部付属病院が県の基金を活用し今年の5月から訪問看護師育成コースを開催する。コースは三つある。


  1. 新人看護師対象で3年間で訪問看護の基礎を学ぶ
  2. 勤務歴3年以上の看護師が訪問看護ステーションなどで6か月の実習をする
  3. 現役の訪問看護師等が1年間でより高い技術習得を目指す
2025年に向け、まずは訪問看護師を増やすことと質の担保をするという取り組みである。

多くの管理者から看護師がいない、来ない悩みの訴えが多くあるが、ステーション内でも今以上に看護師の確保と定着に向けた看護師が具体的に学ぶことができる事例検討や看護実践を直接学べ自信につながるOJTの充実を図る取りくみが求められている。

2015年3月30日月曜日

地域包括ケアシステムと訪問看護

地域包括ケアシステムの構築のあたり、利用者情報の共有体制づくりが国の事業として示され、今年度から3年かけ市町村ごとで具体的なシステムや運用ルールをつくることになった。

医師・訪問看護師・ケアマネ・薬剤師・介護職など多職種による利用者情報の共有による連携を深めることできめ細かい対応が可能になり急変等に備えることができ、利用者や家族が安心して療養できることを目指している。
情報共有の方法はモバイル機器や従来の電話等の方法を用いるが、どのような方法でも誰のための何のための情報共有なのかを明確にすれば、おのずと訪問看護師として多職種と共有したい情報がわかる。その結果情報をピンポイントで提供できるようになる。

職種間のコミュニケーションのあり方で興味深い研究結果がある。ケアマネを悩ませる訪問看護師の行動特性として「病院と同等の医療レベルをチームに要求する」「在宅経験が少なく、知識が医療的なものに偏っている」「専門用語を使いすぎる」などがあげられている。今いちど連携について考えてみてください。

2015年3月22日日曜日

小児の訪問看護

ソメイヨシノより一足早く咲く緋寒桜。

今日小児の訪問看護の研修会に行きました。やっぱりなんで萩原先生がくるんですか?と言われましたが、私も学びたいのです。小児の看護経験者が多くいるグループで満足のいく学びができました。

小児の訪問看護は難しいからと訪問依頼があっても断るステーションも多いようですが、訪問看護の基本は変わらないのです。小児の訪問看護の要点として4項目を上げてみました。

  1. 母親の手技への専門職としての承認
  2. 母親の情報提供をもとにした看護
  3. 的確なフィジカルアセスメントによる状態予測
  4. 在宅介護で活用できるリソースの紹介と創造
今まで小児の訪問看護に躊躇していたステーションが、学習し新たな取り組みができるとよいですね!子供と暮らしたい家族のために。











 

2015年3月13日金曜日

4月の報酬改定に備える 



介護報酬改定で訪問看護は2.5%の引き下げに、でも報酬が下がったからといってがっかりばかりしていられません。4月はもうすぐですから。
介護報酬の疑義解釈がだされるのはもう少し先になると思いますが、地域包括ケアシステムの構築に向け介護報酬でも医療依存度が高い利用者確保が高い報酬確保につながることが明確になっています。新設の「看護体制強化加算」がそうです。緊急時訪問看護加算・特別管理加算・ターミナルケア加算それぞれの算定要件を満たせば介護保険利用者一人当たり300単位の算定ができます。

現状の緊急時訪問看護加算の算定率はどうですか?特別管理加算の算定率は?
ターミナルケア加算の算定は?
緊急時訪問看護加算も特別管理加算も訪問看護師の説明による利用者の同意があれば算定できるのですから。まず確認してください。

医療機関へのPRの際も医療依存度の高い利用者の受け入れを積極的にしていることを再度伝えるとよいですよね!





2015年3月7日土曜日

御蔭様で研修講師として11年目になります


菜の花をみるとなぜか春を感じ前に進む意欲が出てきますね!

神奈川県の訪問看護ステーションの管理者から嬉しいメールがきました。なんと、開設3年で機能強化型訪問看護ステーション(Ⅰ)になりました。彼女は財団当時を含め私の研修を5回受講し研修での学びをもとに管理者7か条をつくり実践していました。
「退職者ですがステーション立ち上げたい」と相談受けその1年後立派にステーションを立ち上げたと報告してくれた管理者やステーション開設後2年でステーションは黒字となり新たにナーシングホーム(介護保険施設では有料老人ホーム)を開設した管理者など、
この11年で会った管理者の活躍エピソードには枚挙のいとまがありません。

私の研修の語り口はかなりの辛口です。自称「スパイシー萩原」と言ってます。スパイシーの理由ですが、管理者には耳の痛い話が多いということです。研修内容は、管理者の考え方や行動特性を踏まえすぐ実践できる内容を具体的に教えています。だから受講生たちは研修受講後自らがなすべきことがわかり即実践し成果を上げることができると考えています。

これからも多くの管理者が私の研修を受けそれが起爆剤になり成果につながってほしいと願っています。

2015年3月2日月曜日

訪問看護ステーション経営のコツの増刷

2010年創刊の「訪問看護ステーション経営のコツ」が増刷されます。第三版です。このところ訪問看護ステーションの開設増に伴い売れゆき好調とのこと。

初版3,000部が売れその後2回目の増刷ですから、少なく見積もっても5,000部以上は売れいることになります。この手の書籍で3,000部以上売れるとベストセラーだそうで、執筆者としてはうれしい限りです。

この書籍がステーション管理者の役にたつことを願っています。

2015年2月24日火曜日

訪問看護記録

訪問看護ステーションではそれぞれの看護記録様式を使用しています。ⅰパットやスマートフォンなどモバイル機器を活用するステーションも増えているようです。

看護記録するとき「SOAP」もっとも時間がかかるのが「A」と「P」ということです。周知のように「S」は利用者の「主観的データ」、「O」は看護師による「客観的データ」で「A」は「アセスメント」、「P」は計画です。
「A」は収集した「S」と「O」のデータから「利用者さんはどのような状態・状況にあると判断できるのか?」という看護師の見立てになります。つまり「A」と「P」は的確な「S」と「O」により導きだされるといえます。

「S」と「O」を確実な情報にするには、利用者情報(データベース)が重要です。データベースは初回訪問時を含めその後数回の訪問で得られた利用者の基本情報と初期アセスメントができる情報(健康認識・栄養と代謝・排泄と交換・活動休息・知覚と認知・ストレス耐性など9項目)による看護診断のもとになる情報です。データベースが不十分だと利用者への的確な看護実践とならず看護実践に基づいた記録である「SOAP」に時間がかかるという結果になります。

みなさんのステーションで、データベースの把握は十分ですか?



2015年2月19日木曜日

平成27年度介護報酬改定情報 その4

基本報酬が下がったと落胆している訪問看護ステーションのみなさん、今回の報酬改定はその内容を多面的に捉え対策する必要があります。

そのうちのひとつ、地域区分の変更がありました。7区分が8区分となり7級地が新設されました。みなさんのステーションの地域区分、確認しましたか?
この地域区分の変更は報酬に大きく影響します。たとえば私の住む神奈川県相模原市は5給地から4級地になりました。
掛け率が10.42⇒10.84となり、60の訪問看護で金額換算すると8,690円が8,823円になります。実質133円アップしたことになります。

もちろん、地域区分によってはダウンするもあります。地域それぞれのステーションで計算してみてください。

2015年2月12日木曜日

Men’s訪問看護ステーション

2月7日、栃木県看護協会で訪問看護ステーション管理者研修会がありました。受講生は50名以上。他県の管理者研修会より男性の受講生が多くいました。
グループワークのとき男性看護師からの発表がありました。そのステーションは昨年の12月に男性看護師3名で開設したステーションでクリニックに併設しています。今まで多くの県に行きましが男性だけのステーションは初めてでした。受講していた男性看護師は若くエネルギッシュで「いや~この業界も変化しているなあ!」と思いました。

men’s看護師は自分の所属するステーションの強みが何かがまだわからないと言っていましたが、帰るころには何かを掴んだようでした。今後はmen’sだからこその強みを生かした活動をしてほしいですね!

2015年2月10日火曜日

平成27年度介護報酬改定情報 その3

写真は2月7日栃木県看護協会の管理者研修会で行った宇都宮にある大谷石でできたカトリック松が峰教会です。1998年に国の登録有形文化財に指定されています。ライトアップしていると聞き寒い中行ってきました。

2月6日に介護報酬改定案が答申されました。その内容ですが、訪問看護ステーションと医療機関の訪問看護の痛み分けという結果でした。つまりステーションの訪問看護費が減額されている分みなしの訪問看護が増額されています。ただステーションには中重度の要介護者の在宅生活を支える訪問看護体制の評価として看護体制強化加算が創設されました。月に300単位です。緊急時訪問看護加算・特別管理加算の算定率とターミナルケア加算の算定件数により評価されます。
またPT・OT・STの訪問看護は訪問リハビリテーションと報酬が同じになり、318単位から302単位になりました。

いずれにせよ、詳細はこれからです。
今回の厳しい状況を乗り切るための方策を考えましょう。

2015年1月31日土曜日

スポーツクラブで

今年からスポーツクラブに通い始めました。昨年秋以降モーレツに忙しかったこともあり、暮れに
            
体調を崩したことが動機になりました。
私の仕事は地方にいくことが多く移動時間が長く移動時は新幹線や飛行機に座ったままが多いこと、研修講師業は約5時間は立ったままで話し続けること、また行き先によっては暑い寒いなど気候の変化もあります。これ以外と体力がいるんです。

噂には聞いていたけど、高齢者が多いことにびっくり!!データによると全国のスポーツクラブ会員の約3割が高齢者だそうです。
お肌つやつやで足腰しゃっきりのスポーツクラブ歴40年の80歳の女性に会いました。

私もがんばろう!
こんなに多くの高齢者が集まる場所、訪問看護で何かできないかな?なんて考えるのは職業病ですか!

2015年1月24日土曜日

滋賀医科大学 訪問看護師コース新設

平成27年度から滋賀医科大学医学部看護学科に「訪問看護師コースが新設されます。

対象となるのは同大学看護学部の3年生で定員は10人です。平成28年1月から4月にかけて講座(60時間)と訪問看護ステーションでの実習(5週間)を行います。実習では病院での退院支援も含まれます。
これは滋賀県の補助金を受けて行われる事業で、3年後成果を検証することになります。

卒後すぐに訪問看護師になるのは極めて少ないのが現状です。しかし多くのステーションの中には厳しい環境の中で3年かけて育成した報告や今年度から新卒を採用しますというステーションもあります。「訪問看護師コース」の取りくみに期待したいですね!


 

2015年1月21日水曜日

特別養護老人ホームとの連携

平成27年度介護報酬改定の詳細は2月にはいってからのようです。
今回の改定は特別養護老人ホームにはかなり厳しい内容といわれています。特に介護職の不足による労働環境の悪化が懸念されています。

ある調査で特養では医師の診察は1か月のうち10日未満、看護師は昼のみの出勤で夜間はオンコール体制のところがほとんどです。そのためか特養看取り加算の算定も死亡日直近や死亡日の算定は横ばいとなっているそうです。現状でも肺炎や脱水での入院が多いそうですから、4月以降要介護3以上の利用者が入所条件になりますます重介護になっていくことが予想されます。

訪問看護ステーションと特養との連携では、厚生労働大臣が定める疾病等及び急性増悪等により特別訪問看護指示書が出ている場合に訪問可能です。

そこで訪問提供地域内の近隣にある特養との連携を図ってみてはという提案です。特別訪問看護指示書による訪問看護で特養の不足しがちな医療体制の支援に一役買ってみたらいかがですか?

2015年1月10日土曜日

機能強化型訪問看護ステーションの届け出

全国の機能強化型訪問看護ステーション数はまだ明らかになっていないが、届け出の要件を満たせないとして届け出しないステーションもあるようだ。
満たせない要件は、ターミナルケア療養費とターミナルケア加算の算定数で、療養費Ⅰ・Ⅱともに年間を通して2ないし3件の算定要件を満たせないために届け出しないということだ。2ないし3件ならばまったく手の届かない件数ではないと思うが・・・

報酬請求は看護実績に基づき行われる。基本となる訪問看護療養費および訪問看護費は、どのような状態の利用者でも訪問看護の実績があれば請求できる。しかし加算は算定要件を満たしていないと請求できないつくりになっている。ターミナル療養費およびターミナルケア加算も同様である。ならば算定要件を満たせるようにすれば算定でき機能強化型訪問看護ステーションの届け出も可能になるのである。そのために医療機関との連携強化つまり在宅移行の時期や移行方法の相談の徹底や適切な訪問看護の実施でクリアすることができないだろうか!?

機能強化型訪問看護ステーションは国から高い報酬を算定できるステーションとしての評価である。ならばあと2ないし3件で届け出できるステーションはあきらめないで算定要件を満たせるように努力すべきと考える。

2015年1月7日水曜日

新年のご挨拶

新年のご挨拶がおくれて申し訳ありません。

さんざんな年末年始。
風邪それも胃腸炎症状でも「飲めない!食べられない!」
いやいやポカリスエットは存分に飲めましたけど。
そんなわけで
皆様今年もよろしくお願いします。

介護報酬改定の詳細は2月頃になるようですが、訪問看護費はあまり変更がないようです。