2019年9月29日日曜日

多職種連携

9月25日は山形県看護協会セカンドレベル研修、多職種連携を担当した。参加者は看護師長 と公開講座の聴講生合わせ50余名で聴講生は病棟の看護師だった。

地域包括ケアシステムをすすめていく中で多職種連携は欠かすことができない。3回のグループワークを行う中で、情報共有不足や多職種の業務への理解不足、看護サマリーの不備などさまざまな問題点が示された。看護師と訪問看護師、看護師とケアマネジャー、看護師と担当医師などの連携でつまづいていることが明らかになった。多職種連携がうまくいかない理由として相手方の対応に問題あるとしている勝手な考えをしていることも気づいてくれた。その結果多職種連携は職種の違いの理解と職種による考え方や対応の仕方の違いを認め相互コミュニケーションを深めること、そして連携の目標は患者の在宅移行が不安なくできることでありそのための看護支援が必要との認識に至った。

研修後では病棟看護師として多職種連携に今まで以上に積極的に取り組むことができるところまで具体的な取り組みを確認できた。受講生は多職種連携にどのような考え方で取り組めばよいのかがわからなかったのだ。やり方がわかれば実践できる。
訪問看護側も同様で病棟看護師からの情報が少ないなどといってないで相互コミュニケーションがとれる関係性を築いてほしい。


2019年9月20日金曜日

中医協の審議

山梨県で有名な「天空かぼちゃ」葡萄狩りではなく「かぼちゃ狩り」行きました。

9月1日に中医協で平成30年診療報酬のその後について審議が行われた。その資料を見ると、訪問看護では機能強化型訪問看護ステーションⅠ・Ⅱの数が平成26年から平成30年で倍増しⅢの届け出も58か所となっていた。
平成30年6月審査分では、訪問看護情報提供療養費3の算定回数は422回、退院前訪問看護指導料は横ばいだが訪問看護同行加算は増加傾向、看護・介護職員連携強化加算22回などの結果が示されていた。これらを算定するにはステーション側がまず報酬の算定要件の理解は当然のこと、医療機関や医師や介護職への働きかけが求められるのだが、少ない回数の数字が物語っているとおりだ。地域包括ケアシステムで連携の重要性が叫ばれているがこれらの報酬算定件数が増えることが多職種連携の結果といえるのではないだろうか。





2019年9月9日月曜日

映画「よこがお」


主役の職業が訪問看護師の映画「よこがお」
訪問先の家族と業務上の関係を超え、勤務時間外に会い互いの秘密を話したことが恐ろしい展開をもたらすヒューマンサスペンス。

主役が訪問看護師でなければならない必然性はなんだっただろうか?
訪問看護はプライベート空間である家で介護者である家族も看護の対象者と捉え関わり、家族へのアプローチで看護の成果を上げる業務でもある。それゆえ家族から頼られる存在として評価されることも多くあるが、それは私的な関係ではないしそうであってはならない。その線引きを誰がどこでするのか?それは訪問看護師自身だ。

観客のほとんどは中高年、訪問看護師のイメージに影響しないかと考えてしまった。