2015年4月28日火曜日

管理者カフェ開催します

春は新しいことに取り組みたいと思う季節です。そこで管理者の身近な存在であるオフィス萩原が「管理者カフェ」を企画しました。

「管理者カフェ」は、少人数制で集まった管理者が悩みを話し合い解決の糸口を見つけることができるワークショップ形式。自由で活発な意見交換で、もやもやしている気持をブラッシュアップし実践に結びつけることがきるようにします。もちろん講師は、萩原です。
 
詳細は以下のとおりです。 
実施日:平成27年6月20日(土曜日)
実施時間:13時30分から16時30分まで
実施場所:小田急町田駅から5分・JR町田駅か 
       ら徒歩8分の会議室
参加人数:10名
最少実行人数:3名
参加料金:8,000円(税込)

 
ちなみに町田は東京都の西の端で、新宿から急行で約40分、新横浜から約20分の場所にあります。

し込みはホームページのメールから管理者カフェ申し込みの件名で申し込んででください。開催場所や振込先等の詳細をお知らせします。

多くの管理者の参加をお待ちしています。




2015年4月22日水曜日

楽しかった新潟県訪問看護従事者研修会

4月18日土曜日、新潟県看護協会の訪問看護従事者研修会だった。訪問看護師経験3年未満あるいは未経験を対象にした訪問看護の基礎を学ぶ研修である。公開講座参加者と合わせて100以上で、中堅看護師や管理者もいた。

今回の研修は、昨年度新潟県訪問看護ステーション強化事業の実態調査をもとに内容を構成して実施した。驚いたのは、制度や報酬の仕組みをほとんど知らないまま訪問看護業務に従事していることだった。基礎から教え、こんな質問をしてみた。「制度や報酬の仕組みを理解し、訪問看護としてどのような働き方ができるか?」それぞれの理由をグループで話し合ってもらった。利用者とのコミュニケーションに基づく看護をする。加算の算定の取りこぼしがないようにするなど積極的な発言が多くあった。
また「今まで受けたことのない小児あるいは精神の訪問看護依頼があったらどのように対応するか?」では、受けているステーションへの実習や研修受講や自己学習などにより積極的に受けていく意見が多かった。様々な質問すべてに積極的かつ斬新な答えが返ってきた。講師していて本当に楽しかった。

新潟県の実態調査の結果でも、訪問看護経験3年未満の看護師の職務満足度は高かった。何もかもが新しい経験だが、訪問看護業務への前向きな姿勢は、もしかすると中堅看護師より強いのかもしれない。訪問看護師の定着が課題になっているが、3年未満の看護師への教育の仕方如何で定着度合が違ってくるだろう。
研修受講がままならないステーションもあるだろうが、制度のことや報酬のことは管理者が教えることができるはずである。まずは訪問看護に同行させる職人のような教育だけでなくするだけでなく、訪問看護業務を行うのに必要なバックグランドをしっかり教えることである。

2015年4月14日火曜日

中堅訪問看護師の実態

医療機関で働く看護師の職務満足度調査は数年前から行われてきたが私が知っている限りで訪問看護師の職務満足度調査の実施は今までなかった。

平成26年度に新潟県で初めて実施した。

驚くべき結果が出た。
常勤、勤続年数10年以上、一日の訪問件数4件以上、残業ありの長時間労働をしている訪問看護師の職務満足度が低いのだ。このような訪問看護師は管理者や主任クラスが多く、スキルが高いこと、重症度が高い利用者や家族への対応や多職種との連携もすんなりできる、いわゆる頼れる訪問看護師でもある。これらの結果からこの世代の訪問看護師の職務満足度が低いことはいつ退職するかわからない爆弾をかかえているということである。

このような訪問看護師が定着できるような取りくみが求められています。

2015年4月7日火曜日

働き続けられる職場

多くの訪問看護ステーションで、若い訪問看護師の育休や高齢者を抱え介護のために退職すると中堅看護師は多いのではないでしょうか?もし労働時間の短縮があれば仕事を続けてもいいという職員がいるのなら、今回厚労省から示された就業時間の短縮を考え職員が長く働ける環境にしてはいかがですか?

育休・介護休業等労働者の福祉に関する法律の改定により、育休・介護休暇で業務の短縮措置が可能になりました。利用者への訪問看護提供に支障がない体制を整えている場合例外的に1週間の総労働時間は30時間にできるようになりました。週30時間だと1日5時間になります。「そのくらいの時間ならもしかして働けるかも!?」と介護理由に退職を考えていた訪問看護師の気持ちも変わる可能性もあるかもしれません。

このような法律を知りいつでも対応できるようにしていくのも管理者の役割ですね!

2015年4月5日日曜日

鳥取大学病院の訪問看護師育成コース

家の近くのしだれ桜、一気に春爛漫ですね!

鳥取大学医学部付属病院が県の基金を活用し今年の5月から訪問看護師育成コースを開催する。コースは三つある。


  1. 新人看護師対象で3年間で訪問看護の基礎を学ぶ
  2. 勤務歴3年以上の看護師が訪問看護ステーションなどで6か月の実習をする
  3. 現役の訪問看護師等が1年間でより高い技術習得を目指す
2025年に向け、まずは訪問看護師を増やすことと質の担保をするという取り組みである。

多くの管理者から看護師がいない、来ない悩みの訴えが多くあるが、ステーション内でも今以上に看護師の確保と定着に向けた看護師が具体的に学ぶことができる事例検討や看護実践を直接学べ自信につながるOJTの充実を図る取りくみが求められている。