2017年9月26日火曜日

管理者になりたくない!


 
管理者になりたくない!でも私しかいなかったからしかたなくなった。こんな思いで管理者になった方いますよね~
私は研修講師しているなかでその都度受講生に「管理者になりたくてなった人いますか?」の質問をしていますが、40名くらいの研修で自らすすんで管理者になったのは多くて1・2名です。
 
この質問を病院管理者が受けるサードレベルの受講生にしてみました。サードレベル研修を受けるにはそれなりのプロセスを踏んだのち職場で看護職としての最高の地位にある方にです。ちなみにこんな質問を病院の看護部長クラスにできるのは私くらいだと思いますが勇気をもって質問してみました。「看護部長になりたくてなった方いますか?」その質問の結果ですが残念ながら看護部長になりたくてなった方は「0」でした。これは質問した私自身も驚愕でした。
 
病院でもステーションでも看護職が管理者になりたくないというこの現実ですが、今後の看護実践現場をよりよくするためにも考えなければならない現実ではないですか!?
 

2017年9月21日木曜日

人材確保のPR

訪問看護ステーションの管理者にとり、人材確保は頭が痛いことである。

求人方法としてナースセンターやハローワーや新聞等の求人広告が多いが、最近ではホームページへの掲載も増えている。

募集内容は通り一遍で具体性に欠けていることが多い。
まず業務の実態がわかりにくい。訪問看護師の希望者が一番気にしているのは給料はもちろんのことだが、なによりも携帯当番の月毎の回数、待機料金、実際の緊急コール回数と出動回数など具体的なことが明確でないこと、また就職後の教育体制が不明であることが躊躇する要因となっている。
人材確保により詳細なステーションの情報開示は大事といえる。

2017年9月8日金曜日

学校等への訪問看護

平成30年度ダブル改定に向けさまざまな団体が厚労省に要望書を提出している。今回は日本医師会の障害福祉サービ等報酬改定に関する意見等に注目した。

その中に医療的ケア児の受け入れ拡大に関する提案がある。訪問看護は提供先が「居宅」となっているが、保育園や学校等でも利用できる体制の整備を提案している。


提案の背景として、医療的ケア児を受けいれる保育園・幼稚園がほとんどないこと、また医療的ケア児は特別支援学校への通学に際し保護者の付き添いによる医療ケアが行われていることを研究報告の分析結果をもとに提案している。これまでどおり保育園や学校に看護師等の配置を勧めていくが、それに加え保育園や学校に訪問看護師が出向き医療的ケア児に必要なケアを行えるように報酬の新設を求めている。

あくまでも提案の段階で新たな報酬となるかどうかは不明だが今後に注目したい。

2017年9月1日金曜日

Jアラートを経験して


 
 8月29日午前6時02分、サードレベルの研修講師で前泊していた盛岡のホテルでJアラートがけたたましく鳴った。
北朝鮮のミサイル発射に対して北海道と岩手県を含む12県がその対象で強固で安全な場所に避難せよとの指示が書き込まれていた。

ホテルの部屋は9階建ての6階だが、ミサイルの軌道がどうなっているのか、またミサイルが落ちてきた場合に安全なのかどうかはわからなからず、以前ミサイル発射後約6分で日本上空に飛来するといっていたのを思い出し安全な場所に避難するとかいわれても判断のしようがないと思いベッドで静かにしているしかなかった。

貴重かつ緊張の体験だった。Jアラートが鳴ってもなにもできない状況の中で、個人が身の安全を確保するってどういうこと?安全な場所なんてある?など考えさせられた。