2015年8月1日土曜日

「アリスのままで」を見て

「アリスのまま」を見た。ジュリアンムーアがアカデミー主演女優賞をとった作品だ。

若年性アルツハイマー型認知症の女性の物語である。コロンビア大学の言語学教授である50歳のアリスのアルツハイマー型認知症の発症から診断と告知、そしてそれぞれの状況のアリスや家族の心の変化を表現していた。

圧巻のシーンは、アリスがアルツハイマー型認知症の患者として講演する場面である。記憶障害の症状で多くのことを忘れてそのためにさまざまな障害が生じる。記憶を失い体験を削がれ認知がゆがんでいくけれど、人間としての尊厳を失っていないし人としての本質は変わらないと話した。

これは関わる多くの人たちに様々な症状や障害に左右されずに、アルツハイマー型認知症患者をそのもの捉えてほしいというメッセージと考えた。

ジュリアンムーアのアルツハイマー型認知症が進行していく演技は圧巻だった。

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