2018年4月28日土曜日

看護師の募集・採用

訪問看護ステーションでは喉から手が出るほど採用したいのが看護師だ。そのために高い給与を提示しているステーションも多くステーションの給与は病院より高い傾向だ。にもかかわらずステーションは看護師の採用に苦労している。

ある調査よると訪問看護に興味を示しているのは、30歳から40代のスキルや経験のある看護師だ。就職を考えたときの懸念は「記録や計画書が大変で残業が多そう」「利用者や家族との関係が難しそう」「一日何件訪問するのか」「ノルマはあるのか」「急変時の対応が大変そうで不安だ」「自分の判断が求められ不安だ」「知らない家に行くことに不安を感じる」などがあげられている。このような不安や疑問を解消できるような運営に努め看護師の採用につなげていってほしい。

2018年4月18日水曜日

訪問看護師を育てる

訪問看護師養成講習研修の講師の依頼がある。受講者は訪問看護を始めて1年未満またはこれから訪問看護をと考えている方が多い。その前身は医療機関の看護師がほとんどで報酬算定や請求業務からはかけ離れたところでの業務であった。

訪問看護師は看護することができればよいのではなく制度上利用者に報酬等について説明し同意を得ることが求められている。しかし驚いたことに報酬算定のしくみを管理者から教えられたことがない訪問看護師がほとんどだ。もし研修を受けていればよいと思っているのならそれは間違いである。日々の業務の中で利用者の病名や状態等による請求の違いを教えてほしい。それが人材育成である。

2018年4月6日金曜日

理学療法士等の訪問

今回の報酬改定で理学療法士等の訪問は看護職員との連携・協働による実施が明確になった。
リハビリ希望の利用者であっても初回訪問は看護職が行うこと、また3か月に1回は看護職が訪問しアセスメントすること、利用者の状態が変化した場合に看護職の訪問をすることなどが条件付けられた。

ステーションに理学療法士等がいない場合に理学療法士等がいるステーションにリハビリだけを依頼をしていた場合もあるが、看護とリハの提供ステーションが違っていても連携することが求められているし、看護師による訪問看護の実施も義務づけられたのだ。これらの状況について利用者に理解を得られる説明が求められる。