2018年9月23日日曜日

知っておきたい医師の看取り加算

今回の報酬改定で在宅看取りをすすめていくことが明確にしめされた。訪問看護ステーションでもターミナル療養費の報酬が高くなりかつ特別養護老人ホーム等で死亡した場合の算定範囲(要件あり)が拡大された。また「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」等を踏まえたターミナルケアをチームケアで実施することとした。

7月30日に医師側の報酬改定の疑義解釈資料(その7)が公表され、在宅患者訪問診療料(Ⅰ)(Ⅱ)にかかる看取り加算の算定は医師が患者の死亡のタイミングに立ち会わなかったときは算定できないとした。
在宅看取りでは利用者の死亡時に訪問看護師が関わることが多く訪問看護の報酬だけでなく診療報酬も知っておくことも大切ですね!

2018年9月14日金曜日

看護師の特定行為研修シンポジウム

上野公園のアスファルトに水で描いたパンダ。70歳くらいのおじさんのパフォーマンス

9月11日厚生労働省で看護師の特定行為研修シンポジウに参加した。指定研修機関の病院医師が講演。特定行為研修修了者は平成30年3月現在で1,006名、その8割は病院で訪問看護ステーションは47名(5%)。研修修了者の約5割が現場で活動できていないことが明らかになった。現場での活動ができていないことに対し研修修了者は「認知度が低い」「業務への理解が低い」「活動への制限」「給与への反映がない」「活動できる場がない」などの活動の場の整備の不十分さを課題としていた。

看護師の特定行為は看護師の新たな役割だ。それゆえ職場や医師などの特定行為の理解が不十分なのはある意味仕方のないことではないだろうか。特定行為のできる看護師として周囲が理解や体制の整備を待つだけではなく、自らが活動できる体制や場を切り開いていけるようプレゼンテーションしていくこと、また実践による実績を残していくことで周囲の理解を深めていくことが求められている。それが本当のキャリアアップになるのでは・・・

2018年9月8日土曜日

新たな取り組み まちの保健室

あちらこちらで自然災害、いつどこで何があってもおかしくない状況になっている。身の安全が守れるように日ごろの備えは万全にしておくことが大事。
町の保健室は学校にある保健室のように身体的あるいは精神的な悩みを抱えた人たちが気軽に立ち寄り相談できるプラットホームだ。

今回初めてまちの保健室の活動に関わることになった。今まで私のなかで温めてきたことでもある。元訪問看護師仲間とともに、場所も協賛してくださる方もボランティアである。第1回目、かなりアバウトだがとにかく実施し地域のニーズを把握することで次の段階に進もうと考えている。

参議院議員の石田まさひろ氏は看護管理学会の講演で「医療・介護報酬はあがらない。今後は報酬に頼ることのない看護提供を考えることが求められている。」と発言した。まちの保健室やまたあらたな看護提供を考えることが求められる。