2020年6月25日木曜日

ICT化の補助

満開のオリーブの花。今年も多くの実を期待。

来年は介護保険改定です。改定前に行われる訪問看護ステーションの調査結果が公表されました。
コロナ感染症でサービス提供会議などケアマネとの連携でオンライン会議を活用したステーションもあったでしょう。調査結果をみると医療機関やケアマネ等との情報共有の効率化として「ICT導入」が43.3%と病院・診療所の23・3%より高い結果になっています。%ステーションのICT化が進んでいます。

令和元年度より介護現場のICT化に向け各都道府県の地域医療介護総合確保基金の活用がさなれてきたが、令和2年コロナ感染症の発生を踏まえ補正予算による拡充が行われました。
拡充内容は以下のとおりです。
  1. 事業所規模の応じた補助上限の引き上げ(職員1人~10人の場合は当初50万円が100万円となっています。)
  2. 補助対象となる機器の拡充(Wi-Fi購入・設置費)
  3. 介護ソフトの拡充(勤怠管理・シフト表作成等の介護ソフトも対象)

いずれも都道府県が裁量することになりますので、ICT化を考えているステーションは都道府県の担当部署への問い合わせをおすすめします。

2020年6月15日月曜日

コロナ感染症と訪問看護

6月なのに30度越え。マスク装着で行う訪問看護に疲労感が増していることでしょう。ご自愛くださいね!

コロナ感染症対策として、様々な職種で濃厚接触を少なくするための新たな取り組みがなされています。ワクチンが開発されて多くの方が抗体をもつことができるようになるには長い時間がかかります。共存(ウイズコロナ)していくことを考えることが求められています。

訪問看護は利用者との濃厚接触が多い業務です。マスクや防護服など感染対策は当然のことですが、新たに非接触タイプの体温計(約8,000円から9,000円で購入可)を導入するなど濃厚接触をできるだけ少なくするための取り組みが求められます。

他には訪問看護の前に5分以上の居室の換気をお願いする。訪問時の換気は重要ですが、多くのエヤコンは換気できない機種のほうが多いので利用者等の理解を得たうえで業務の合間に十分な換気をしましょう。

利用者や家族から感染への恐怖による訪問看護の拒否もあるでしょう。利用者等の不安を聞き取り、感染予防実施策の説明と訪問看護ステーションの取り組みと体制の十分な説明を行い理解を得たうえで必要な訪問看護の提供ができるように努めたいものです。


残念ながら感染が怖くてステーションから訪問看護時間の短縮や回数の減少をお願いしていることもあるようです。


最近では感染を怖がるあまり、小児科を含め受診を控えることが問題となっています。医師は往診等で受診控えを回避する取り組みをしています。訪問看護も受診控えの一旦を担えるようになるとよいですね。