2015年6月28日日曜日

静岡県浜松市北区での講演会で


6月27日土曜日、実家のある浜松市北区で一般市民向けの講演を行った。
「ふるさと講演会」と称される講演会は年に3回ほど行われているそうである。

講演会のテーマは「知って利用しよう訪問看護」参加者は予想をはるかに超える約70名以上だった。

一般の方たちの訪問看護の認知度は1割という調査結果があり、訪問看護の認知度は低いといわれているが、講演会に集まったた方たちに「訪問看護を知ってますか?」と聞いたところ半数以上の方の手が挙がり驚いた。また実際に利用している方が2名おり看護職の専門的な対応がよいとの評価を聞くことができた。農家が多く在宅介護が困難では?と想定した地域住民からの評価だったこともあり少し安心した。地域にある訪問看護ステーションは3か所である。地理的要件もあり実際この地域に訪問してくれるステーションは1か所のみという厳しい状況である。

この講演会で、国の医療政策の変化つまり在院日数の短縮化と在宅療養へのシフトは地方の隅々まで行き渡りつつあるということを身をもって知ることができた。これからさらに訪問看護が利用されるためにはステーションの訪問看護師が増えること、またステーション数が増えていくことが急務だと実感した。

2015年6月17日水曜日

新潟県の看護体制強化加算の算定は高い!?

昨年からの新潟県訪問看護ステーション強化事業のコンサル、6月17日に対象ステーションの約半数にあたる34か所を終えた。
看護体制強化加算を算定できたステーションは34か所中14か所で算定率40%だった。また近々算定可能になるステーションが2か所あった。他県の状況より高いことが推測される。算定できれば即増収になるので経営への影響は大きい。

看護体制強化加算の算定は、ステーションの規模はあまり関係ないようだ。PT・OT等の訪問割合が高いステーションは難しく、看護を中心とした体制で医療依存度の高い利用者を多く確保しているステーションが算定を可能にしている。



2015年6月10日水曜日

 新潟県訪問看護ステーション強化事業3年目の現状

新潟訪問看護ステーション強化事業 の最終年に入った。昨年に続き2度目のコンサルを今年度は4月から開始した。現在新潟と長岡で23か所を実施した。現在の結果として収益を上げてきたステーションは23か所中21か所だった。管理者が実践した主な内容は
  1. 利用者数を増やすための営業 
  2. 訪問件数を増やすための看護内容の見直し
  3. 看護実践の見直しなど
そしてこれらのことを可能にするために職員への経営状態の周知と今後の方針を明確にしたことである。つまりコンサルを受けた管理者はその内容をステーションで即実践したことが結果につながったといえる。ちなみに成果をあげられなかった残念なステーションはコンサルで示されたことを実践してなかったということが明らかだった。

管理者のモチベーションって重要ですね!職員のモチベーションを高め経営状況をよくすることができるのだから・・・