2016年5月23日月曜日

管理者を支援する者として

起業し管理者支援を始めて6年目。
管理者の身近な指導者を目指し活動してきました。手前みそかもしれませんが、多くの受講生から「先生の研修に参加すると元気になる」「やる気が出てくる」「具体的で実践につながる」「やることが見えてきた」などの多くの反応がありそれが講師としての励みになっています。

講師としてのコンセプトは、管理者として成果をあげられるよう具体的な指導を心がけています。
訪問看護ステーションの管理者は経営的にも看護の質の担保においてもリーダシップを発揮しなければならない立場です。しかし管理者が成果をだすためには障害となる看護職の陥りがちな考え方の欠点や陥りがちな行動が障害になっていることが多くあります。講師としてはそれらを指摘することになります。その結果講師としてはかなり厳しいことを言わざるを得ません。

5月14日、宮崎県看護協会での管理者研修の受講生の言葉を借りると「先生のいうことが胸に刺さりました。でもいわれていることは間違っていないのがわかりますから、実践し成果をだせるようがんばります。」このような反応でした。本当に辛口講師ですが、それでも励みになるといってくださる多くの管理者のための講師であることを自覚しこれからも日々精進していきます。

2016年5月16日月曜日

年商1億越えステーション


管理者研修会のキーワードは「年商1億を目指そう!」である。
年商1億越えの訪問看護ステーションは大都市だけでなく地方でも増え続けている。ちなみに日本海側の県でも130か所あるステーションの約1割は年商1億円越えのステーションである。
このように訪問看護は独立した事業として他の事業と肩を並べられるほどの事業に成長している。看護で稼ぐことができることが実証されたのである。
看護で稼ぐには看護実践の成果を地域住民や医療・福祉関係者等に認められることであり、看護実践とその質が原点といえる。

2016年5月9日月曜日

法人の経営方針発表会に行って

5月7日土曜日、ある法人の経営方針発表会に行った。もちろん招待していただいたのだが、私以外の錚々たるる来賓が30名ほどいた。法人の参加者は約400名。
この法人は訪問看護ステーション20か所と居宅介護支援事業所、デイサービス、在宅療養支援支援診療所を有している。今年度を含め5年先までの事業計画が示された。毎年3か所のステーション開設を14年間続けている。
この法人は経営理念が明確で、毎朝本部を含め各事業所ごとに経営理念を職員全部で唱和している。また今回のような経営方針発表会を起業当時から開催し経営者の考え方や今後の方針を参加した全職員に伝えている。
発表会の後は懇親会がありゲーム等して参加した職員は盛り上がっていたし、勤続10年以上の職員の表彰式もあった。おいしい食事をしながら職員と話した「毎年参加しているけれど、経営者が今後をどのように考えているかがよくわかるし経営者の話を聞くことで距離間が縮まる。何よりモチベーションが高まる。」印象的な言葉だった。
法人開設当時から14年経過し訪問看護ステーションが展開する地域のシェアは4割を超えているという。看護師の職務への高いモチベーションに他ならない。

2016年5月5日木曜日

診療報酬改定後1か月

診療報酬改定後初めてのレセプト請求がそろそろ終わります。今年度の報酬改定はよい影響がなかったとつぶやくステーションもあることでしょう。

機能強化型訪問看護ステーションの算定要件の変更により届け出ができるようになったステーションもあると思いますが、居宅がないから届け出が出せないステーションまずは試算してみてください。居宅を開設することで報酬額が増えるあるいは利用者確保につながるならば居宅を開設することを今年度の目標にして取り組めるでしょう。ターミナル療養費・ターミナルケア加算に在宅末期総合診療料での看取りが加わったことを踏まえた医療機関への働きかけは継続できていますか?今は算定できないけれどあと少しの営業努力や体制の変更をすることで増収できるのです。あと医療機関が算定できるようになった退院訪問指導料につく同行加算の算定、これは病院への働きかけ次第です。今では簡単に報酬を算定できるという時代ではなくなっています。報酬算定の仕組みを十分理解し運用することがステーションの経営安定につながります。