2016年12月27日火曜日

今年もお世話になりました。


今年もあと4日。この1年みなさんにとってどのような年だったでしょうか?私は今年も多くの管理者に会うことができました。頑張っている管理者、成果を出した管理者、それとちょっと困るような管理者などなどです。

研修やコンサルで会った管理者を数えてみると1000人以上でした。1か月に80人以上の管理者に会っていることになります。
起業し管理者支援を始め来年で7年目となります。平成29年も管理者支援の姿勢は変わりません。よろしくお願いします。


2016年12月20日火曜日

仕事をする意味

2016年もいよいよ押し詰まってきました。この1年間を振り返ったときやり残したことはありませんか?
「こんな看護がしたかった」「こんな新たな取り組みがしたかった」などさまざまなことが脳裏をよぎるのではないでしょうか。来年がんばりましょうと声かけしたいです。

今年も多くの管理者に会うことができました。それぞれがんばって頑張っている管理者でした。そんな管理者の中で成果を出すことができる管理者とそうでない管理者の違いは何か?それは管理者の仕事への向き合いかたの違いといえます。
管理者は毎日さまざまな出来事に遭遇します。そんなときさまざまな出来事にどのように考え対処できるかは仕事に対しての「有意味感」をもっているかどうかなのです。
有意味感」それは自分に振りかかった出来事に対し、この出来事は自分にとって意味のあるものだと考え 積極的な取り組み成果をだせることです。有意味感」は管理者が自分の役割を自覚しやるべきことがわかり実践し成果をだすための原動力なのです。管理者のみなさん「有意味感」自覚してますか?

2016年12月13日火曜日

早めの管理者教育は大事!

兵庫県看護協会が行う新任管理者研修講師が12月10日11日の2日間開催された。10日の夜「ルミナリエ」にいった。厳かな美しさだった。

研修受講対象は管理者になる予定あるいは管理者1年未満。次々とステーションが増える今、訪問看護未経験の管理者が多い。経営を学ぶ前に「訪問看護とは?」の理解は大切だ。

研修では訪問看護実践と報酬の結びつきを教えていくことで「訪問看護」の理解がすすむ。またアセスメントによる「利用者の状態に合った看護提供ができる訪問時間と訪問回数」を考えた看護実践の方法も学べる。

医療機関で働いていると看護実践と報酬のつながりはほとんど考えることはない。だからこそ初任者研修は大きな意味をもつ。

2016年12月6日火曜日

管理者の運営姿勢

経営の成果を出せる管理者は、目標が明確であることが多い。

利用者0人から始まり1年半で120人以上にした管理者がいる。このように急成長したステーションはあまり見たことがない。
どのように利用者数を増やしてきたかを聞いたところ、管理者は利用者を増やそうあるいはステーションを大きくしていこうという明確な目標があったわけではない。ただ管理者として「楽しく働ける職場づくり」「協力し仲良く仕事できる職場づくり」「利用者のためになる最善の対応ができる」「ケアマネが相談しやすいステーション」「リハチームが利用者の話を傾聴できる」これらのことを重視してきただけという。これらは看護師をはじめ職員がやりがいをもち職務に取り組むことができる支援であることにまちがいない。
取り組みとして職員が働きやすいようにさまざまな相談ごとをタイムリーに受けられるラインの活用や、情報共有のために1週間内の半日をついやした例検討会等を実施している。

訪問看護の経験者ではない管理者であるが、さまざまな工夫を行い成果をだした。なにより看護職や他職種への対応ができることまた利用者目線を重視していることが成功への近道になったといえる。
付け加えるとこのステーションの強みは経営者の協力が大きい、ちなみに経営者は看護職でなくてもできる営業やレセプト入力等を担当している。

2016年12月3日土曜日

こんな訪問看護ってあり?

 みなさん訪問看護ってどのように提供される看護だと考えてますか?

実は驚くような提供をしているステーションがあります。

例えば新規の利用者で点滴の指示書と訪問看護の指示書が同時に出された場合、まずは点滴を実施しますが、点滴を実施する間に利用者の情報収集とアセスメントを行い点滴終了後の訪問看護の必要性もアセスメントしその後の訪問看護につながるようにします。それは点滴は現在の状態をひとまず回避するための医療処置であり点滴が必要になる利用者はその生活様式や基礎疾患に問題がありそのままの生活を続けていれば近いうちに再度の医療的な介入が必要になるのは容易に予測できます。訪問看護師ならば利用者等に説明しその後の訪問看護につなげるのが通常の方法だと思います。

しかしそうではないステーションがあるのです。つまり医師の指示期間が3か月となっていたとしても、点滴の特別指示期間が終了したら訪問看護を終了してしまうのです。これは訪問看護ではなくて「病院の看護の出前」なのです。病院で行われている看護の出前と言ってしまうと非難を浴びそうですが、診療の補助(医療処置)ここでは点滴だけを行うのが訪問看護ではないということをいいたいのです。