2012年11月30日金曜日

早いものでもう師走 

早いもので師走です。
研修講師もひと段落です。
久しぶりの出張なしの金曜日、家の近くの手作り生パスタのお店に行きました。

「鮭と小松菜のペペロンチーノ」モチモチのパスタがおいしいです。
今年は40か所ほどの研修を引き受け全国各地に行きました。
毎年開催される管理者研修では、前年の受講生に会うことが多く前年の研修の学びを実践しその成果を発表してくれます。

ある近畿圏の管理者は、体制加算として評価されている緊急時訪問看護加算(介護保険)の100%算定を目指しみごとに達成しました。もちろん達成するにはさまざまな困難がありました。
目標を掲げたとき職員から「利用者すべてから電話があったら対応できるのか?」という不安な意見がありました。管理者は「電話がかかってこないように日常の看護を徹底して行う」ために看護内容の見直しを行い十分な時間で指導を含めた看護が行えるように職員を教育し体制づくりをしました。このような取組の結果100%算定することができました。

この報告を聞き管理者研修講師として本当にうれしく思いました。そして目標達成するために困難なことがあっても解決できるように工夫しながら積極的に取り組むことができる管理者が確実に育っていることを確信しました。

2012年11月19日月曜日

報酬改定8か月後

高知県にある四国八八か所めぐり
三一番札所竹林寺五重塔の薄暮の紅葉
11月17・18日管理者研修で高知県に行きました。今年で3回目です。なぜか訪問看護サミット開催日と重なる日でした。

定員12名の少数の研修会ですが、土佐弁で「はちきん(活発な)」な管理者が集まり積極的で発言も多く、グループワークの時間も短いくらいででした。

さて4月の報酬改定後8か月経過しました。介護保険の給付費今年5月と昨年5月の比較結果がでました。訪問看護は17.5%増加しています。
また医療の管理療養費も訪問した回数分請求できるなど医療保険の報酬増加も見込まれます。みなさんのステーションはどうですか?

今回の報酬改定は介護も医療も今まで現場が要望してきた内容が加算等に確実に反映されています。このあたりで報酬改定の追い風を実感すべくみなさんのステーションの増収額や割合を計算してみたらいかがでしょう!

2012年11月16日金曜日

富山県のコンサルテーション事業

富山空港の展望デッキからみた紅葉と立木の紅葉の向こうに見える立山連峰
11月10日5年目の富山県のコンサルテーション事業の今年度分が終了しました。10月に6か所11月に3か所の合計9か所です。今年で16か所の訪問看護ステーションが終了したことになります。

コンサルテーション開始時のステーション数は34か所でしたが、現在は42か所になり利用者数は3倍以上になる変化がありました。

コンサルテーションは管理者とひざ詰めで行います。開設法人の違いや規模の違いに始まり細かいところでは携帯当番料金の違いや管理者および職員の年齢構成などひとつとして同じ形態のステーションはありません。管理者の経営への姿勢も千差万別です。

管理者とともに経営・運営の課題を明確にしその解決策を示すのですが、管理者の経営・運営モチベーションを見極めすぐに実践でき成果を実感できる方法を提示するのがコンサルテーションのとても大切なことです。

富山県はこの事業を県単独で実施しています。一つのステーションが2年連続受講できるので、1年目のコンサルテーションの指導事項を実践し2年目には必ず成果を出してくる管理者が多くなっています。

開設主体の違いをはじめとして多くの違いがあり、一括りで経営・運営を考えることは少し乱暴なのかもしれないとこの5年間を通して実感しました。だからこそ管理者への個別の支援としてのコンサルテーション事業が意味を持っているといえます。

2012年11月5日月曜日

訪問看護認定看護師

10月28日管理者研修会で鳥取県に行きました。鳥取県看護協会立訪問看護ステーションの訪問看護認定看護師の鈴木さんが「砂の美術館」に連れて行ってくれました。鳥取砂丘の砂で造った彫像を展示しています。今はロンドン展の催事中でバッキンガム宮殿やエリザベス女王の彫像がありました。(写真)
 砂像は色彩もなく地味ですが、砂が醸し出すはかなさと独特の質感があり見応えがありました。
11月3日は船橋市訪問看護ステーション連絡協議会の管理者研修会がありました。そこでも訪問看護認定看護師数名に会いました。

11月5日は日本訪問看護財団の訪問看護認定看護師教育課程で「在宅ケアシステム」の授業でした。

平成18年財団在職時から訪問看護認定看護師教育に関わっていますので、地方に行ったとき訪問看護認定看護師たちに会う機会があります。教え子?たちに「認定として活躍している?」と聞きます。
コールセンター事業の担当や研修講師また財団のアドバイザー派遣事業への参加と活躍の場を広げていることがわかります。

今後は地域の中でもっと活躍の場を広げて行ってほしいものです。そして今年度訪問看護の報酬として評価されたWOCナースや緩和ケアなどの認定看護師のように報酬算定につながる活動をしていってほしいと思います。