2015年10月13日火曜日

パトリシア・ベナー博士の講演会

10月11日ベナー博士の講演会にいった。会場はパシフィコ横浜。テーマは「看護実践における専門性」である。

専門性の高い看護実践は、論理的であることが求められる。論理的であることそれは次のように表現されていた。一般的事例の標準値や数値で表された情報と疾患の典型的・客観的特徴などを把握したうえで、個別的事例に対応するために個別の疾患の傾向と経過を一般事例の情報と関連付けて理解しさまざまな症状や状態などの事象に対応できることまたこれらの情報から今後の予測ができることとしている。訪問看護の現場で求められていることと同じである。ベナー博士は患者に寄り添うことができるのが達人ナースであるといった。
達人ナースとは
  1. 患者に同調できる→患者の気持ちになれる・理解できる
  2. 患者のリアルタイムの情報を持ち状況把握できる
  3. 一般的事例の情報をもとにして個別の事例に対応できる
  4. 関りのスキルがある→患者の考えていること・不安に感じていること・困っていることを表出させることができる
と表現していた。

私だけだろうか?講演は概念的な内容で頭の中がもやもやしたが、そこで考えたこと、もしかしたら看護は言語で表現するのが極めて困難な行為なのかもしれないが、言語化された看護行為は普遍的な行為となり達人ナースから新人ナースに継承されていくことになる。これらのプロセスにより看護の質は高まっていくことになると。


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