2019年5月19日日曜日

DNAR 心肺蘇生の不実施

東京都消防庁はDNAR心肺蘇生の不実施を導入する方針を固めたという記事があった。ガン末期等の患者に対し事前にかかりつけ医とDNARについて話あいにより決定している場合や家族等の自発的な要望がでていた場合に限るとしている。

訪問看護ではDNARを希望している利用者に関わることがあるだろう。しかし多くの利用者や家族は延命を望まないけれどDNARがどのようなことを意味しているのかを理解していないことも多くあり急変時に救急車を要請しDNARの確認ができないまま延命措置が行われることもある。かなり繊細かつシビアなことだが人生会議や日々の訪問看護でDNARの確認を行い利用者等が望む最後を迎えられる支援につなげたい。

2019年5月12日日曜日

組織所属意識からの脱却

写真は「あしかがフラワーパーク」の黄藤。シャクナゲやつつじも競うように咲いていたが残念ながら時期をすぎようとしていた。

看護管理者の研修講師も引き受けておりサードレベルのテキストが届き読み始めたところ訪問看護ステーションの管理者にも共通した内容がみられた。

看護師の多くは今まで組織が出来上がっている医療機関で働くことがほとんどでかつその組織のやり方に適応することで働きつづけることを常としてきたそうだ。それが今までの看護師の働きかたであり組織のなかでの看護の在り方だったのだ。
それゆえ適応してきた組織を離れて起業し訪問看護ステーションを開設すること、また看護の提供をするための新たな事業の創設は看護師にとって極めてハードルの高いことなのだ。そのような状況でも勇気をもち看護職として看護を提供できる新たな領域にすすむことを選択すること、また訪問看護ステーションというあらなた組織をつくりあげることは社会に看護活動を示すことができるよい機会でもある。


2019年5月6日月曜日

小多機から看多機へ

1年前、訪問看護ステーションの管理者が「小多機を看多機にしたいので私に任せていただけませんか?」と法人にお願いした。

それまで小多機に医療依存度の高い利用者や看取りの利用者をお願いしてきたがままならず、看多機なら訪問看護で十分に関わることができると考えたのだ。ただ看多機の経営・運営に自信があったわけではなかった。しかし来年度は年商1億円を目標にできるほどになった。

管理者が行った経営・運営の取り組み、29人の登録定員だが27人までとし訪問看護利用者が緊急で通い・宿泊サービスを受けられるようにした。要介護度の高い利用者の割合を多くした。看護体制強化加算など算定できる加算はすべて算定した。報酬のしくみを理解していたからこそできたのだ。