2014年11月23日日曜日

複合型サービスの名称変更

11月22日埼玉県訪問看護ステーション連絡協議会の研修にいきました。写真のお花はその時にいただきました。きれいですね!
参加者は約70名でその中で機能強化型訪問看護ステーションは4か所、今までいった県に比べて多かったというのが印象的でした。
 
さて来年度の介護報酬改定についてですが、
複合型サービスのさらなる普及促進のための名称変更「看護小規模多機能型居宅介護支援(仮称)」と、訪問看護利用者の一定割合の利用を評価した加算を設けることとこれまではなかった同一建物向けの基本報酬の設定の創設の方針が打ち出されました。これから現在の複合型サービスをはじめようと計画している事業者は今後の報酬の動向を見守ってください。
 
来年度

2014年11月21日金曜日

平成27年度介護報酬改定 病院・診療所の基本報酬引き上げ

医療機関からの患者の在宅復帰が進んでいることから、訪問看護へのニーズの高まりに対応できるように診療所・医療機関からの訪問看護の基本報酬の引き上げが決まった。
他には、「緊急時訪問看護加算」「特別管理加算」「ターミナルケア加算」は一定割合以上の算定実績を評価するとしている。

その裏側には、今年度の診療報酬改定で7:1一般病棟入院基本料の要件厳格化により7:1の病床の維持困難による病棟の転換、そのために余剰な看護師が生じた場合に訪問看護部門の開設や人員の充実につながるとの考えがあるようだ。

診療所・医療機関の訪問看護部門は年々減少している。基本報酬引き上げで在宅移行が円滑になること、また訪問看護部門とステーションの連携強化につながるとよいですね。


2014年11月16日日曜日

訪問看護ステーションはビジネス

11月15日福島県訪問看護ステーション連絡協議会の管理者研修会でした。折しも今年一番の冷え込みで、福島県の空気は本当に冷たかったです。

福島県立医科大学看護学部の教室での研修会は8月に次いで2回目の開催でした。参加者は約50名強。
前回の研修会以後経営安定へどのような取りくみをしたかを聞いたところ、管理者として経営の安定に向けた取りくみを継続して行っていないことがわかりました。
たとえば1回だけ営業活動をしたけれど成果がでないからあきらめその後していないとか、訪問実績の数字を見ているがよくわからないからその後は見ていないなどの報告です。
これは福島県に限ったことではありません。

つまり事業を継続していくあるいは事業を拡大する事業欲が足りないということです。訪問看護ステーションは介護保険制度が創設されたときから訪問看護事業(訪問看護ビジネス)と言われるようになりました。
ビジネスですから同じ規模や同じ体制を維持していくことではなくまずは黒字にし、小規模から中規模・大規模へと規模を拡大し利益を増やしていくことが求められています。そのためには管理者のたゆまぬ事業努力が必要ですから、少しだけやったけど成果がすぐ出ないからなどの理由で経営への取りくみを止めてはいけないのです。もちろんうまくいかないことも多いと思いますが、それでも工夫しうまくいく方法を考えていく、この姿勢が求められています。

経営者ということを示す良い機会なのですから。

2014年11月10日月曜日

クリスマスツリー もうこんな季節に

時羽田空港のクリスマスツリー。

雪の降る地域のステーションは車のタイヤ交換の季節ですね。

8日は高知県看護協会の管理者研修会でした。高知県は面積が広く1日の移動距離は120キロ。岩手県や北海道と肩を並べています。またステーションがない地域もあり、移動に時間のかかる遠隔地の利用者に訪問しているステーションに県が補助金(訪問看護1件に対して)を出しています。
高知県では今後ステーションのない空白地域への開設支援も考えているようですが、そのような地域の住民の訪問看護へのニーズ、在宅療養や在宅看取りのニーズがあるのかないのかを把握したうえでの整備をしていかないと開設したとしても経営的には難しいものがあります。

これらは高知県だけの問題ではないといえます。ただステーション数を増やせばよいというものではなく、地域住民のニーズ調査、医療圏との兼ね合いなどを含めた情報による緻密な開設が求められています。



2014年11月1日土曜日

フィジカルアセスメントは訪問看護の技

10月31日夜、新潟駅前で会ったハロウインを楽しむ若者達。

11月1日、新潟県看護協会立訪問看護ステーションの研修だった。


協会立のステーションとして看護の質を高めるための研修会である。講師は、訪問看護認定看護師の松井さんである。今回はフィジカルアセスメントの基本を学んだ。

フィジカルアセスメントは症状・兆候を医療や看護の知識を使い客観的に情報収集し正常・異常の判断をすることである。つまりシステムレビュー(利用者や家族等から話を聞きながら情報を集める)とフィジカルイグザミネーション(システムレビューで得た情報をもとに客観的情報を視診・触診・打診・聴診を使い集める)で構成されている。
フィジカルアセスメントはまさに訪問看護の技である。その技は他のサービスとの差別化だけでなく利用者からの看護への信頼を確かにする技といえる。