2014年7月29日火曜日

管理者は数字に強くなろう!

オフィス萩原では今年訪問看護ステーションのコンサルを100件ほど実施する。すべて県の単独事業である。

コンサルではステーションの経営実態を示すバランスシートと訪問実績表等の数値を使用している。その内容から管理者の経営・運営手法と経営に対する考え方などがみてとれる。

たとえば
  • 利用者数が減少したのは、同じ地域に新規ステーションが開設したことと認識していても対処することなく1年経過し赤字。
  • 職員の訪問件数が月平均40件と少ないため暇を持て余し他人の悪口ばかりで職場の雰囲気も悪くなり退職者が続出。
  • ケアマネの依頼通りに訪問受けていたら月1回の30分訪問の利用者多く、案の定利用者からの緊急電話で夜間の訪問が多くなり職員の携帯当番の負担増。
これらは訪問実績表の数字にはっきりと表れているのだが、数字が示す原因な何かを見落としている。
管理者からよく聞く「私数字に弱いんです。」そんな言葉で逃げないでほしい。
ステーションの活動実態と数字は関連している。管理者として数字を読めるようになってほしい。





2014年7月20日日曜日

金沢でくまモンに出会う

金沢駅のイベント会場でくまモンに出会った。左の写真は多くのスタッフに囲まれイベント終了後控室前のくまモン。このあと最敬礼を2度し退場した。テレビでみるよりはるかにかわいかった。

人気者のくまモンの周囲には警備?するスタッフが10人くらいいたが、控室に移動する道中もスタッフの制止を振り切りながら、ベビーカーの赤ちゃんを覗き込んだり、パン屋のウインドウの向こうにいるお客さんに手を振ったりとそのサービス精神は半端なかった。


石川県は訪問看護ステーション協議会が立ち上がったばかりでの管理者研修会を企画だった。テーマは「赤字にならない事業所運営」だったが講師の勝手ながらテーマを「赤字にしない事業所運営」に変更した。赤字にならないとしないのでは雲泥の差がある。なぜなら赤字になるという表現は周囲からの影響を受けた結果を示し、その表現からは消極的な姿勢が見て取れる。
たかが言葉されど言葉である。
変更したテーマに沿い積極的に事業所運営に取り組める内容盛りだくさんにした。

2014年7月10日木曜日

管理者の経営能力チェック5項目

管理者の経営能力に関する研究報告書を読んだ。
管理者の経営能力はステーションの収益に関連することを立証した内容だった。
収益を上げている管理者の行っている内容は以下の項目だった。
  1. 地域特性のあらゆる情報を収集し経営戦略を策定している
  2. 明確な達成目標の策定と、それに伴う予算管理と決算を行っている
  3. 管理者の職務に責任をもっている
  4. スタッフの健康管理への十分な配慮をしている
  5. 訪問看護の質の向上のための十分な学習機会を与えている

訪問看護ステーションはビジネスである。(ビジネスという言葉を使うと抵抗を感じるという管理者は少なくなっていると思うが・・・)事業を安定したものにするためには収益を生み出すための管理者の経営能力が大きく影響することはいうまでもない。

収益がでなければ本来給与がでない。給与が支払われているのは法人の補てんによるものであるが、コンサルの中でそれを認識している管理者は残念ながら少ないし、認識していても解決するまでには至っていないことが多ことに驚かされる。

管理者のみなさん、今一度上記の5項目について考えて行動してください。