2017年1月27日金曜日

管理者の制度理解は大事!

管理者の訪問看護制度や報酬の知識の不足を感じることが多い。

訪問看護ステーションは診療報酬改定と介護報酬改定ふたつの改定に関わっていることもあり、報酬改定の回数も多くまた報酬の中身も複雑であるが、知識不足により間違った請求をしているステーションがある。

特に新しく創設された精神科訪問看護療養費や機能強化型訪問看護療養費の請求ミスがある。どちらのミスも算定要件を熟読しないまま勝手な解釈による間違った請求をしていることが多い。例えば機能強化型訪問看護療養費の算定要件を満たしているにもかかわらず、管理者みずからの間違った思い込みで届け出できないとし約2年間放置していた残念なステーションもあった。

制度のもとで業務するステーションはまずは制度がどのように変わっているのかと報酬改定の内容を十分ウオッチし請求ミスをなくすこと、また請求可能な報酬の算定漏れがないように取り組んでほしい。

2017年1月17日火曜日

管理者の目標管理

寒さの中でひっそりと咲いているパンジー。健気さを感じます。

新しい年が始まりました。管理者のみなさん今年の目標、決めましたか?
コンサルで会う管理者の多くは真面目に仕事をしています。それは評価できるのですが、管理者としてどのようなステーションにしたいのかが残念ながら明確になっていません。ステーションの理念が明確でないといつまでに何をどのようにするのかのビジョンも曖昧となり目標設定もできないことになります。管理者としての成果を出すためにも目標設定は極めて重要なのです。

理念=どのようなステーションにしたいか
ビジョン=理念達成のための青写真 
     いつまでに何をどのようにを明確にする
目標設定=ビジョン達成するための方法と数値と期間を明確 
     にする 
     

目標設定は管理者だけでなく職員とともに行ってください。曖昧な方向づけではいけません。職員全体で決めることで目標の共有ができ目標を達成を目指した取り組みが可能になります。



2017年1月14日土曜日

管理者のビジョン

毎年様々な県でコンサルを行っている。オフィス萩原の昨年のコンサル実施数は約40か所だった。コンサルは事前の資料提出をもとに管理者からの聞き取りを中心に実施していく形式である。

コンサルで管理者へのインタビューをするが、残念なことに多くの管理者はステーションのビジョンを考えていない。ビジョンを決めるのが管理者であることやビジョンを決めることの必要性の自覚がないのだ。中には職員からステーションの今後が不透明だといわれてもビジョンを示すことができない管理者もいるくらいだ。

ビジョンはステーションが目指す方向である。それが明確になっていなければ職員はどのように働けばよいのかがわからない。そのようなステーションで働く職員のモチベーションが心配だ。今は1月中旬でまだ新しい年が始まったばかり、管理者のみなさんステーションのビジョンは明確になってますか?ざっくりした内容でなくステーションの規模や利用者数など数値を含めた今後を職員に示してください。

2017年1月8日日曜日

利用者確保を邪魔するのは?

寒い日が続いています。冬の味覚「みかん」のおいしい季節です。

介護保険で2割負担の利用者がいますが、当初訪問看護ステーションの利用控えがあったということをステーションから聞いてました。しかし介護保険サービス全体の調査で2割負担の方はそこそこの収入がある利用者でありそれまで利用していた介護保険サービスの利用控えは当初考えていたほどではなかったという結果がでています。

ではなぜ訪問看護の利用控えになったのでしょうか?ある県で利用者確保に関する訪問看護ステーションの調査結果に愕然としました。医師もケアマネも報酬の高さは利用者確保に関係ないとしているにもかかわらず、訪問看護師自身が訪問看護の報酬が高いから利用者確保につながらないと答えていました。
この結果みなさんはどのように考えますか?