2017年8月30日水曜日

もっとすすめよう!看看連携

8月29日は岩手県看護協会 のサードレベル研修講師だった。受講者は看護部長や次期看護部長の15名だった。

今、地域包括ケアシステムの構築が喫緊の課題とされているが、10年以上前から重要視されている「看看連携」はまだまだすすんでいないようだ。

病院からの早期在宅移行をすすめるためには訪問看護との連携は必要との認識はある。しかし現場での互いの意思疎通が不十分であることを受講生は認識していたが、連携がうまくいかないという。その要因としてと看護職同士の忖度のしすぎによるコミュニケーション不足があげられた。
訪問看護師は忙しいだろうから連絡するのも躊躇してしまう、あるいは退院カンファの開催時期に関してどの時期が適切さどうかがわからないなどである。互いにどうなの?と聞けばよいのにそれができていないのである。

看護部長たちの意見をまとめれば、看看連携は看護部長主導つまり病院の方針として行うことで、もっとスムーズな在宅移行が可能になる。なによりも「看看連携」は在宅移行する患者さんのために行うものなのだ。


 

2017年8月17日木曜日

医療職の接遇

1週間前、追突事故にあい救急車に乗り〇〇市民病院へ搬送された。

救急隊は4人編成で、検温などの状態観察と問診が行われたが、当事者である私への気遣いが感じられる対応で救急隊の方たちの接遇のよさに驚いた。〇〇市民病院の救急外来で看護師にしっかりひきついだのち私に「お大事に」とその場を去っていった。


〇〇市民病院は15年以上前看護師等の接遇の悪さが際立っていたが、まるで別の病院かと思うほどよくなっていた。診察を待っている私によく声をかけ不安を軽減しようとしていることがわかった。

今回の経験で、患者になると看護師を含めた医療職の接遇のよさが安心につながることがわかった。訪問看護師のみなさん、利用者への接遇できてますか?利用者さんはさまざまな医療機関を受診しておりもしかしたらそこの看護師さんと比較しているかもしれませんよ!

2017年8月3日木曜日

起業ナース誕生する

17年以上前一緒に働いていた訪問看護師が起業することになった。

彼女は今まである法人で管理者として働いていたが法人とさまざまな不協和音があり退職した。退職した当初はどこかの訪問看護ステーションに就職しようと考えていたようだが起業もありかと思いたったそうだ。
起業の理由として彼女は自由に働いていたように見えたが、法人の管理者として働くことの限界があると言っていた。他部門や管理部門との関係性がその一例だ。

今彼女は自分での法人設立に奔走しているが、知らないことも多いのは当然だ。司法書士を頼まずに法人設立するには今までの経験ではなかった公証役場や法務局と関わることから始まるが、初めての経験は彼女の社会人力をあげていくことになる。