3月中旬異業種の法人向け研修会の講師をした。
参加者は60人以上だった。
異業種とは今までの訪問看護ステーション開設主体だった医療法人・福祉法人等ではなく、不動産会社・ビル管理会社・介護関連会社などである。なんと製麺会社も参加していた。ある経営者の「訪問看護事業はずいぶん官僚的ですね!国の報酬を得ているからなんですかね?」といった言葉が印象的だった。。
異業種がなぜ訪問看護事業に参入するのかその理由を聞いた。
かえってきた答えは、「社会貢献したい」「国が推進しようとしている事業なので利益を得ることができるのでは?」などである。
富山県では今年4月に学校法人が訪問看護ステーションを開設する。
さまざまな法人がビジネスチャンスとして訪問看護ステーション参入を考えている。訪問看護の業界にとってメリットがあるのか考えてみた。
- 停滞している訪問看護ステーション数が増える
- 競争原理が働くことで質の確保につながる
- 看護師が異業種の経営者との連携で経営のノウハウを学べる
- 開設にかかる資金繰りの負担軽減が図れる
- 看護の専門性がより鮮明になる
などが考えられる。
昨年の開設主体別の統計では、株式会社等の営利法人が全体の26%以上を占めており、ここ数年間で急増している。この数字の中には看護職が法人設立し経営者になっている法人も含まれているが、減少する医療法人・福祉法人等と比べて勢いを感じる。もしかしたら今後の訪問看護業界を元気にするのは異業種とのコラボレーションかもしれない。
17日家の近くで早咲きの桜を見つけました。
なんと満開!
うれしくなって思わず携帯写メしました。
昨年の冬が寒かったので例年どおりの開花になると桜の開花予想を聞いても正直信じられませんでしたが早咲きの桜をみて春がきていると実感じました。
幼稚園の庭にある白モクレンの花。
この白モクレンは15日地域実習指導者研修会の講師で東京都立川市に行ったとき春とはいえ冷たい空気につつまれながら懸命に咲いているなと感じて携帯でパチリ!
道端の花壇の花です。通りがかりに見つけました。少し視点を変えてみると春の足音をで感じることができます。
訪問看護の途中で春を探してみませんか、日ごろの疲れもとれるかもしれませんよ!
昨年の報酬改定で定期巡回・随時対応型訪問介護看護、複合型サービスが創設されるなど今まで以上にヘルパーと訪問看護師との連携が重要になっています。
昨年のヘルパー協会の調査では「訪問看護師との連携ができていない」が約55%でした。
今まで訪問看護師もヘルパーとの連携重視し研修等でも学びを深めており少しづつよくなっているように感じていたので、この調査結果には驚きました。連携がうまくいっていない理由は「サービス提供者として対等な扱いでない」「看護師の処置の後片付けをさせられている」などがあげられていた。
ある調査では褥瘡の発見はヘルパーが介護者や訪問看護師より早いことがわかっています。実際連携がうまくいっているヘルパーから得た情報により利用者の異常の早期発見につながった経験もあるでしょう。連携の重要性は明らかです。
連携がうまくいかないことの弊害は利用者にいきます。これは利用者のことを第一に考える訪問看護師にとって手痛いことではありませんか?ヘルパーも介護するうえで利用者を第一に考えていすことは言うまでもありません。
利用者に最善の介護と看護を提供することが連携の目的です。そのためにお互いが情報共有・交換すること、それは良好なコミュニケーションから生まれてきます。お互いの役割を尊重しあいながらよく話し合いながら協働ましょう!