2015年8月31日月曜日

成果をだす管理者

この頃は猛暑だったことが嘘のように涼しくなり、秋の花「サルビア」が咲きはじめた。

訪問看護師さん達もほっと一息ついているところでは?
急な気温変化で体調を崩さないでほしい。

今年も複数の県で訪問看護ステーションのコンサルテーションを実施している。
成果をあげることができた管理者は、目標を掲げそれを達成する。残念な管理者は積極的な取り組みなく成果もだすことができない。たとえば黒字になるステーションと赤字のままのステーションである。その差は歴然!

成果を出す管理者の共通点として、自己効力感が高いことである。自己効力感とは、例をあげると「私にはステーションを黒字にをすることができるだろう。私は黒字にできる方法も知っているしそれを実践する力をもっている」と認識でき実践できることである。そして実践し成果を出すことで成功体験につながりさらに次のステップに進むことができ、それが管理者のポジティブサイクルになっていくのである。最初のステップを踏み出していくのはあなたですよ!

2015年8月26日水曜日

人材育成の取り組み


 
1年ぶりに行った福井。駅前にジュラシックワールド出現!駅の壁面アートだけでなく、駅前広場にはフクイザウルスやフクイラプトルが動いて吠える!凄い!福井まで北陸新幹線は来ていないけど金沢からの観光客誘致をにらんだ観光戦略である。
福井県看護協会訪問看護支援室でも新たな取り組みが始まっていた。訪問看護ステーションに就職した新人看護師の育成、特に訪問看護経験なしの看護師の教育はステーションまかせになっていることが多い。もちろん育成マニュアルもあるが実情にあった育成ができていないのが現状だ。そこで新人を対象とした教育プログラムを実施している基幹病院の研修をステーションの新人が受講できるようにした。県からの事業費なのでステーションの費用負担なしである。受講時間の規定はあるが単科の受講も可で、不足している知識やスキルだけを補うこともできるようになっている。昨年始まったチャレンジ就業と併せた効果が期待できる。ちなみに新人としいているのは、新卒看護師からブランクありの看護師までを含んでの総称である。
人材育成の新たな取り組みの成果に期待したいですね!
 



2015年8月12日水曜日

大規模ステーションを目指そう!

平成26年度に行った新潟県訪問看護ステーション強化事業の管理者実態調査で規模拡大についてきいたところ、拡大したいと現状維持の回答が拮抗していた。

現在2年目の新潟でのコンサルを実施中である。

100人の利用者にあと20人足らずのステーションに対し大規模化を勧めると二の足を踏む管理者がほとんどだ。
「そんなこと考えたことがない」「現状維持で精いっぱい」「多くの利用者の管理ができない」などの理由である。残念に思う。

大規模ステーションはスケールメリットがはたらき黒字になることがわかっている。また平成24年以降の報酬内容も、大規模ステーションの高い報酬算定を可能にしている。この傾向は今後もっと強くなっていくだろう。

利用者100人にあと数十人のステーション管理者のみなさん、事業拡大は経営の安定につながっていくのです。100人規模のステーションを目指してみませんか?

2015年8月1日土曜日

「アリスのままで」を見て

「アリスのまま」を見た。ジュリアンムーアがアカデミー主演女優賞をとった作品だ。

若年性アルツハイマー型認知症の女性の物語である。コロンビア大学の言語学教授である50歳のアリスのアルツハイマー型認知症の発症から診断と告知、そしてそれぞれの状況のアリスや家族の心の変化を表現していた。

圧巻のシーンは、アリスがアルツハイマー型認知症の患者として講演する場面である。記憶障害の症状で多くのことを忘れてそのためにさまざまな障害が生じる。記憶を失い体験を削がれ認知がゆがんでいくけれど、人間としての尊厳を失っていないし人としての本質は変わらないと話した。

これは関わる多くの人たちに様々な症状や障害に左右されずに、アルツハイマー型認知症患者をそのもの捉えてほしいというメッセージと考えた。

ジュリアンムーアのアルツハイマー型認知症が進行していく演技は圧巻だった。