2016年11月28日月曜日

行きました。訪問看護サミット

27日訪問看護サミット行きました。5年ぶりでした。多くの方にお声かけしていただき、ただただお世話になっていますと頭を下げるばかりでした。
午後の基調講演から参加しました。厚生労働省の迫井氏は次の報酬改定の話はしませんと前置きし地域包括ケアシステムの構築とシステムの中の訪問看護の重要性をわかりやすく示してくださいました。
私自身聞いていてさまざな示唆を受けました。

  1. 訪問看護ステーションは拡充期に入った
  2. 訪問看護ステーション数増えても報酬配分はまだまだ少ない
  3. 訪問看護ステーションの組織体制の強化し人材確保が重要
  4. 訪問看護の地域への周知
以上の項目からイメージできるのは、大規模で多くの利用者を確保し安定した経営、また人材育成し質の高い訪問看護の提供ができかつ地域へのアプローチをしているステーションといえます。今後も大規模ステーションは恩恵を受けられそうですよ!

2016年11月26日土曜日

進むか?病院の在宅移行

クリスマスイルミネーションがいたるところで見られる季節になりました。

仙台で看護部長等が受講するサードレベルで訪問看護ステーションの経営と看護師の起業について話しました。約20か所の病院からの受講でしたが、訪問看護ステーションを有する病院は1ヵ所でした。

院内の在宅移行システムを考えるグループワークでは、看護師長のステーションでOJTを中心とした実習によりサマリーの内容変更と退院準備のプロセスの充実が示されました。地域包括ケアシステムの構築に向けた病院として在宅移行はまったなしの状況といえます。病院の看護のトップである看護部長さんたちに期待します。

2016年11月13日日曜日

次の報酬改定の動き

政府の未来投資会議、平成30年ダブル改定の介護報酬のあり方が検討された。自立支援に力点をおいた報酬設定にするということである。

現状では介護保険の報酬はサービスの質に差があっても同じ報酬が支払われるようになっている。しかし平成30年の改定では利用者の状態改善が見られ自立支援に向けたサービスがなされている事業所を評価し報酬を高くする論議がなされているそうだ。

今年の管理者研修で持論を展開してきたことが現実味を帯びてきたと感じた。さまざまな県の管理者研修会で「訪問看護ステーションは看護の質をケアマネや医師や医療機関にすでに評価されている。安心して利用者を依頼できることが優先される。つまり依頼先のステーションの選定基準は利用者の状態の改善や看護実践による状態変化及び状況変化が生じることが評価対象となる。これらの看護実践の評価によるステーションの淘汰がこれから始まる」と伝えていたからだ。みなさんのステーションは生き残ることができますか?

2016年11月5日土曜日

看護で稼ぐ

今年の管理者研修のキーワードは「看護で稼ぐ」さまざまな地域で私の研修を受けてくださった管理者はこの表現を聞いていると思います。
10年くらい前「看護で稼ぐ」ということばある意味タブーだったといえます。なぜかというと私が日本訪問看護財団の職員として管理者研修講師を担当になり「稼ぐ」ということばを放った瞬間受講生の表情は凍り付いたのですから。その後はこの言葉を封印しながらも多くの管理者に「看護で稼ぐ」方法を伝えてきました。
 
先月実施した管理者研修会のアンケート結果が送られてきましたが5段階評価でとても満足と満足の合計が100%という驚きの結果でした。記述式では「看護で稼ぐ」ことに納得し看護実践を見直す、考えて看護する、アセスメント強化による看護実践、看護実践と報酬算定の関連づけなどでした。
訪問看護ステーションの売りは看護です。適切な看護ができれば利用者の状態改善になることは必然といえます。それが医師やケアマネ等他職種の評価になります。それらが次の利用者確保につながるポジティブサイクルになりその結果「看護で稼ぐ」ことにつながるのです。
 

2016年11月1日火曜日

管理者のSWOT分析

写真は上越新幹線ときのイベントカーです。新潟駅に停車している車体の外側からの写真です。

新潟へは10年以上年3回は通っています。今年も管理者研修で行きました。管理者研修は2回の構成で今年はSWOT分析を中心とした内容でした。SWOT分析したことありますか?紙面を使い時間をかけて行うことは研修の中でと考えることが多いと思いますが、SWOT分析は日常的に使える分析方法だと思います。その特徴として、
  1. 分析に使用する項目が4つであり問題点の明確化がたやすいこと
  2. 残念ながら目の前のことに終始しがちな管理者に地域や他事業所等を認識する機会ができること
  3. ステーションの強みや弱みの認識ができること
  4. 分析することで方向性が明確になることなど多くのメリットがあることが再認識できました。
管理者のみなさんSWOT分析してみてください。