2020年11月17日火曜日

訪問看護のリモートワーク

 

見ごろの紅葉。赤と黄色と緑のコントラストがきれい!

気温が下がり始めた途端、新型コロナ感染者数が増えてきた。Gotoトラベルで出かける人たちが増えていることも影響しているだろう。また飲食する機会が増えたこともあるだろう。今まで感染者数が「0」になったことがない状況で今後どこまで増えていくのかと心配になる。

そこで「訪問看護ステーションでのリモートワークはすすんでいますか?」すでにリモートワークをすすめている訪問看護ステーションも多くなっていますよ。

利用者への訪問看護の提供はリモート化はできないけれど、他の業務のリモートはICTで可能になっている。


まずはICT化ができていれば直行直帰可能な体制ができ、ステーション内での3密回避ができる。他職種との連携はリモートによる会議。そして訪問看護業務で看護実践の次に大きな割合を占める日々の記録や計画書及び報告書作成、管理者への報告情報共有のための申し送りやカンファレンスのリモート化である。

「ICT化加速化支援事業」を使うことでリモートワークを勧めることができますよ!申請しましたか?


2020年11月2日月曜日

令和2年介護経営実態調査から

 

ドライフラワーのクリスマスリース。早いものですね。

令和3年度介護報酬改定に向けての審議が行われている。資料になっているのが介護経営実態調査である。調査は今年の5月に実施され、令和元年決算を反映した内容である。

訪問看護ステーションは1.5%の黒字だった。ちなみに訪問看護1件の単価は8,056円で経費は7,700円。1件の訪問看護で356円の収入となる。ちなみに356円×1日4件の訪問看護=1,424円×看護師3人で計算すると1日4,272円の収入になる。

単価を高くすれば訪問看護1件当たりの利益を高くできる。それには単価を上げるしかないのだ。単価を上げる方法は研修等で教えている方法、つまり加算の算定率を上げることである。

24時間対応体制加算・緊急時訪問看護加算は体制を評価したものなので、利用者からの同意を得られる説明が求められる。また特別管理加算をはじめとした加算も対象の状態であることまた加算算定要件を満たしていること、それに加え利用者の同意を得ることが求められている。いずれの加算も利用者の同意を得るためには看護師によるわかりやすい説明が必須である。