GAF尺度の評価方法を探したところ、平成22年診療報酬改定時の情報に公益社団法人日本精神科病院協会、令和元年中医協資料から得ることができた。
- GAF尺度は社会的・職業的・心理的機能を評価するスケールである
- 1から100の数値スケールで構成されている
- 数値が大きいほど健康と評価できる
- 各数値は10点ごとに区分けされている
- 区分の範囲には症状の重症度に関する内容と、機能に関する内容の2つが記述されている
- 記述例として区分60~51「中等度の症状(例:感情が平板的で会話が回りくどい、時に恐慌発作がある。)、または社会的、職業的、または学校の機能における中等度の障害(例:友達が少ない、仲間や仕事の同僚との葛藤)」赤字の記述が症状の重症度に関するものであり、緑色の記述が機能の記述に分けられる
- 得点を決定する際、2つのうちどちらか悪い方に最もよく適合する区分を選択する
訪問看護時の利用者の精神・身体状態と仕事や学校等の社会や周囲との人間関係などの詳細な情報を合わせたアセスメントが求められる。