2012年9月23日日曜日

訪問看護ステーション10周年パーティに参加して

9月22日土曜日、横浜市港北区の訪問看護ステーション10周年パーティに行きました。
写真はその時の訪問看護ステーションスタッフ全員でのパフォーマンスの様子です。


金の鯱ではなく「たい焼き?」を頭につけてのパフォーマンスで盛り上がりました。

この訪問看護ステーションは平成18年の時点で利用者40名看護師3名の小規模ステーションでしたが7年間で看護師20名利用者150名以上の大規模ステーションになりました。
このステーションの特徴は、「看護師採用に困らない」「残業がな
い」ことです。それゆえ看護師の中には子育て中の看護師が多くいます。管理者も小学生の母親です。子供の病気や学校の用事のときは気兼ねなく休むことができるようにしています。また医療機関からの再就職の看護師の訪問看護業務へのリアリティショックへを少なくするためにOJTなどを中心とした定着の取組を行っています。それに加え未婚の看護師の合コンを開催するなどバラエティにとんだ取組をしています。その結果キャリアを持った看護師が集まってきますし、楽しく仕事ができています。

今回のパーティでも看護師さんたちは明るく楽しげにしていたのが印象的でした。

2012年9月16日日曜日

福島県訪問看護ステーション連絡協議会管理者研修会

9月15日福島県訪問看護ステーション連絡協議会の管理者研修がありました。
参加者は約50名、管理者たちは積極的でグループワークで様々な意見交換ができました。

福島県訪問看護ステーション連絡協議会は訪問看護支援事業のコールセンターと衛生材料供給システムを実施してしています。写真はそのパンフレットです。
F.L.A.NはFukusima Liaison Association for Visit Nursingの頭文字です。洒落てますね!

中央にある医療材料供給システムのパンフレットには、医療機関と薬局、訪問看護ステーション、利用者それぞれの立場の供給システムのメリットが書かれていてわかりやすい内容になっています。全国訪問看護事業協会の調査研究報告書で訪問看護ステーションから医師への説明不足から必要な医療材料の供給がスムースに行われていないことが明らかになっています。医療材料供給システムの構築とともに、訪問看護師から医師への十分な説明がなされることで訪問看護ステーションの負担軽減にもつながることができると考えます。

次は悲しいお知らせです。
今年の夏福島県の訪問看護師2人が亡くなりました。
1人は登山中の尾根からの滑落で命を落とし、もう1人は強盗殺人事件の被害者でした。二人とも現役の訪問看護師として活躍しており1人は管理者で協議会の前会長でした。
協議会の役員からこの事実を聞いた時本当に驚くとともに、残された方々の心中を察し心が痛みました。
亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、現役で亡くなった二人の訪問看護師の遺志が同僚や部下につながれていくことを念じてやみません。



2012年9月8日土曜日

宮崎県に行ってきました

9月7日から宮崎県看護協会の管理者研修会に行きました。写真は宮崎空港で買った今日解禁になったばかりの伊勢海老です。とても元気よく触ると飛び跳ね形よく並べて撮影するのに苦労しましたが、生きが良いだけに身が甘く本当においしかったです。
 
宮崎県看護協会の管理者研修会の講師は今年で5年経過しました。
今日の研修会で宮崎県看護協会の訪問看護の研修担当者である荒川さんから5年間の管理者研修会を振り返り次のような報告がありました。管理者研修を受けた管理者が成し遂げたことは、研修会で学んだ訪問実績表の活用し経営の安定化につなげたことで上司からの評価を得て新たな訪問看護師の確保につながったこと、人材育成の学びからヒントを得て人材育成の取りくみとして准看護師が訪問看護ステーションで働きながら通信制教育課程を終え看護師となって訪問看護を継続していること、また短時間しか勤務できない子育て中の看護師を職員全体で支援し職員の定着につながっていることなどでした。

このような前向きの変化を聞くことは、今まで宮崎県の管理者研修の講師として関わってきた者として本当にうれしい限りです。それに加えて、研修会で学んだことを確実に実践し成果を出す管理者の実践力の強さと思考の柔軟さには敬服します。その原動力は訪問看護ステーションの経営状況や人材育成・確保を何とかしたいという管理者の熱意によるものと確信します。「継続は力なり」という言葉がありますが、まさに管理者への教育は継続し長期に行うことが大切だと痛感しました。