2019年10月20日日曜日

看護師の働きかた

看護師の働きかたを管理者として把握していますか?看護師一人当たりの訪問件数や残業時間や疲れ具合などで勘案している管理者はそれほど多くないのがコンサルでの印象です。
看護師一人当たり50から60件(1ヶ月)くらいの訪問件数でも新規採用しないと考えている管理者もいます。その根拠は訪問看護師が大変と訴えるから、これ以上働かせるのはよくないのでは?など管理者の主観によることが多いのです。1か月50から60件とすると1日1から2件の訪問になります。例えば訪問看護1件の単価が10,000円(これはかなり高いのですが)としても一人当たりの看護師は60万前後の収入しかないことになります。このように看護師の働きが悪いステーションのほとんどは赤字です。訪問看護ステーションは職員である看護師が働くことで経営の安定を図ることができる事業体です。ですからまずは看護師の稼働をあげないといけないのです。

2019年10月13日日曜日

制度・報酬がわかる管理者

台風19号で被害を受けた訪問看護ステーションや職員の方々お見舞い申し上げます。高齢者施設等の被災も多くあったようで心配です。

コンサルで会う管理者で訪問看護の経験なしが増えています。経験なしでも管理者になりたくない看護師が多い中管理者になったことはそれだけで評価に値するのですが、肩書がついただけという方が多すぎて残念です。それは管理者なのに訪問看護制度や報酬のしくみを知らないでいることです。例えば医療保険の利用者と介護保険の利用者は依頼されたときあるいは最初の訪問で確認します。厚生労働大臣が定める疾病等かどうか?介護保険の利用者で特定疾病かどうか?など医療と介護を区分けする条件は様々あります。このようなことすらわからないまま間違った請求をしているのです。このような管理者にはコンサルの中で制度・報酬の間違いを指摘し説明し「訪問看護業務の手引き」などの書籍の紹介など初歩的な内容に終始しまいます。
コンサルでは「看護で稼ぐ方法」を教えたいし管理者に経営の自信をつける機会としたいのですが・・・