2016年8月31日水曜日

正確な報酬算定


 写真はプルーンの木です。プルーンは鉄分などのミネラルが豊富で抗酸化フルーツといわれています。生でもドライでもおいしいですよ。残暑厳しいですが、ステーションでは月末で報告書やレセプト作成に追われていると思います。

私はある市の介護認定審査会員を17年続けています。審査資料を見ていると訪問看護の報酬算定が間違っていることがあり、僭越ですが事務局を通して指摘させていただくこともあります。

例えばアルツハイマー型認知症の利用者に対して精神科訪問看護療養費を算定している事例がありました
(認知症は精神科重症者早期集中支援管理料の算定要件に該当すれば算定可)
また、ガン末期の利用者に介護給付費の算定をしているなど、報酬算定の基本となる算定対象者や算定要件を正しく理解していないことが多くみられます。わからない時は「訪問看護業務の手引き」を読みかつQ&A方式でわかりやすい「訪問看護お悩み相談室」等の副読本を活用してください。
制度を守り、正しい報酬算定を行うことは訪問看護業務の基本です。

2016年8月24日水曜日

管理者として成果をだすには

写真は秋の花「鶏頭」です。
もうすぐ9月、今年度の事業計画の達成度はどのくらいですか?

目標達成や物事の成功に必要なのは知能なのか才能なのかそれとも偶然うまくいったからか?みなさんはどう思いますか?

コンサル後成果をだした管理者とそうでない管理者をみると才能でもなく偶然の結果でもないことがわかります。成果は目標達成のための継続的な努力とやり遂げる力によって得られるということなのです。これは「グリット力(りょく)」第3の成功要因として最近注目されています。

成果をだせない管理者の多くは目標達成を無理と考えたり、失敗を恐れたり、また達成のために必要な時間を主体的につくらないなどのやり遂げる力が残念ながら不足しています。裁量権や決定権が与えられている管理者なのです、「グリット力」を高めましょう!


2016年8月14日日曜日

営業は営業担当者に

利用者の依頼が増えることは、訪問看護ステーション経営安定の要ですが、そのための営業活動も必要といえます。それゆえ営業を重視し営業担当者を配置する大規模ステーションもあり成果を上げています。

営業担当者は看護師ではありませんが、所属するステーションの特徴や看護内容を把握したうえで地域にある他のステーションの動きを視野に入れながら営業活動しています。

営業担当者を配置することのメリットですが、継続した営業活動による利用者の安定確保です。訪問看護業務が主な看護師のよる営業活動は訪問業務優先になるため忙しければどうしても二の次になりますから継続した営業活動を可能にする営業職の導入は有効といえます。

2016年8月9日火曜日

特定行為と認定看護師



黄色の花って「咲いてますよ!」という主張を感じませんか!?

特定行為研修が日本看護協会研修学校・神戸研修センターで開始しました。
日本看護協会では認定行為研修を認定看護師を対象とした研修を開始しました。その理由として看護の基盤と特化した専門性が確立している認定看護師の有資格者が妥当であると判断したとのことです。

日本看護協会がその根拠としたのは特定行為の目的を「研修で習得したアセスメント能力や判断力を発揮し、必要な時には特定行為を行い、地域・社会・患者さんのニーズに応える看護を実現すること」と規定したうえで、認定看護師であれば、現場や地域のニーズを把握できその専門分野での実績もあると認め、そのうえで特定行為実践の成果も検証しやすいとの判断からです。

訪問看護認定看護師のみなさんは、認定看護師への期待をこのように示されたことに対してどのように考えるのでしょうか?
特定行為研修受講は実施する側の安心・安全の担保と利用者側へのより高い安全の担保を確実にする要素になるかもしれませんね。



2016年8月1日月曜日

訪問看護同行加算

写真は関東梅雨明けの空です。今までは涼しかったのですが、これからは真夏日が増えそうです。真夏の訪問では利用者の熱中症対策はもちろんのこと、訪問看護師の熱中症対策も大切ですね。

退院後訪問指導料の「訪問看護同行加算」で同行した訪問看護ステーションはどのくらいあるでしょうか?研修講師として行った県での実績はありませんでした。この加算については当初からステーション側から在宅のことを理解していない病院から訪問看護するのはいかがなものか?などさまざまな反応がありましたが、ステーション側としては病院との情報共有できる機会としてはいかがでしょうか?


複数の訪問看護の組みあわせが
認められる場合
ステーションと
医療機関・診療所