2012年4月16日月曜日

医療保険の新しい加算 特別地域訪問看護加算

報酬改定後の4月14日に報酬改定の研修講師として秋田県に行きました。
秋田の季節は東京に比べると1か月くらい遅く、東京の3月くらいの気候でした。もちろん、桜は咲いてませんでした。

秋田県訪問看護ステーション連絡協議会の総会の前の研修会で集まったのは約40名の管理者です。

今回医療保険では特別地域訪問看護加算が新設されました。
この加算はステーションから遠距離の利用者宅への訪問を評価したものです。
ステーションの所在地から利用者宅までの訪問に際し、最も合理的な通常の移動経路および方法で片道1時間以上要し利用者への訪問看護を行った場合に所定額(5,550円)の50%を加算できるものです
この特別地域訪問看護加算を算定できる地域はどうかは地方厚生局に確認が必要です。

ちなみに北海道は札幌市を除く全域が対象となるそうです。
秋田県で自分のステーションの訪問地域が対象かどうかを確認した管理者は1人だけでした。

みなさんのステーションの訪問地域が該当するかどうかを地方厚生局に確認してください。
ただし、該当する利用者宅まで他の利用者宅を経由していくあるいは交通渋滞する経路を利用するというのは該当しません。あくまでも最も合理的な移動経路と通常使用している移動方法というのが要件なのです。
もちろんこの加算の算定についても利用者への十分な料金説明をすることは言うまでもありません。

2012年4月10日火曜日

ダブル改定後


春爛漫
美しい桜並木を撮影しました。
春は何か新しいことに向かっていこうと意欲が出てくる季節です。




さてダブル改定後、みなさんの訪問看護ステーションはどのような状況でしょうか?

ステーションの職員の報酬算定の理解ができていますか?
利用者への説明は十分できていますか?
ケアマネジャーへの新しい報酬の説明はできていますか?
医療機関へ新しい報酬の説明はできていますか?

今回介護保険でも退院時共同指導加算が創設されました。医療保険と違う点は、特別の関係が算定要件ではないことです。同一法人でも退院時共同指導加算の算定が可能ということです。このような新設の報酬は医療機関やケアマネジャーへの周知が重要です。算定要件を把握したうえで各機関へのPRをしましょう。医療保険の外泊日の訪問看護療養費(Ⅲ)や緩和ケア及び褥瘡ケアに係る専門の研修を受けた看護師による訪問看護は特別の関係であっても算定可能です。相談室のSWや退院調整看護師等へ周知し積極的に利用したいものです。