2015年12月23日水曜日

さわやか徳島の麻野さん

12月19日は徳島県看護協会の現任研修会だった。午後からの研修会で午前の時間に徳島県看護協会訪問看護支援センターの方が徳島の名所を案内してくださった。案内先は徳島県藍住町の藍の館と写真のNPO法人さわやか徳島である。
さわやか徳島は10年前に行政の保健師を退任された麻野さんが開設した訪問看護ステーションとデイサービスと入所施設の複合サービス施設である。玄関先に番犬が元気よく吠えていて、施設内では観葉植物や季節の植物ポインセチアやシクラメンが美しく飾られて心地よい空間を演出していた。入所者もデイサービス利用者も利用者の個別の排泄ニーズに合わせきめ細かいトイレ誘導が行わているため、高齢者施設特有の臭いもなく清潔そのもので利用者の表情が屈託なく明るいのも印象的だった。

施設の見学とともに麻野さんから起業の経緯と現状を聞くことができた。話を聞いて在宅療養者と家族を支援を理念とした明確な方針と看護の基本に基づく実践が生きていると肌で感じることができた。

看護職として起業し事業を継続することは並大抵なことではないが、麻野さんを見ていると自分のしたいことを無理することなく楽しくしている、そんな風に見えた。それはなぜか?と考えてみたが、看護を必要とする方たちへ看護の実践で応えようとする渇望を実現するために懸命に取り組む看護職の真摯な姿ではないかと。そのことを裏付けるかのように、さわやか徳島の利用者家族が施設を訪れるうちに介護職員になり看護職員になっているのだ。それゆえ職員の雇用には苦労していないという。看護実践は利用者を幸せにし人をも動かすことができるのだ。本当に多くのことを学ぶことができ有意義な時間を過ごすことができた。麻野さんと施設の方がた及び案内してくださった徳島県看護協会訪問看護支援センターの方がたに感謝します。



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