2017年11月2日木曜日

携帯当番、本当に多い?

緊急時訪問看護加算は訪問看護師の負担が大きい。またこれから訪問看護ステーションの就職しようとしている看護師の躊躇になっている。それは電話や緊急訪問が多いのではという悪いイメージによることが多い。
実際それぞれのステーションで緊急コールや緊急時訪問の回数時間帯、どのような利用者からのコールが多いかを検証したことがあるだろうか。

介護報酬改定検証・研究委員会の「訪問看護のサービス提供の在り方に関する調査研究事業(速報値)」から、平成29年7月1か月の緊急訪問回数は「1回」が74%の結果である。緊急コールの回数は調査していないが緊急コールと緊急訪問回数は連動することが多いことを考慮するとそれほどの多さではないことが推測できる。
多くの訪問看護師は携帯当番の負担感の多さを訴えそれを受けた管理者が看護師の働きにくさを主張すことが多い。しかし数値はイメージしているほどではないことを物語っているといえないか。
一度ステーションの緊急コールと緊急時訪問がどのくらいあるのかを調べてみると訪問看護師が負担と感じているよりはるかに少ないという結果になるかもしれない。もしデータより多かったら看護内容・回数の見直しを考えてほしい。

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