2016年12月3日土曜日

こんな訪問看護ってあり?

 みなさん訪問看護ってどのように提供される看護だと考えてますか?

実は驚くような提供をしているステーションがあります。

例えば新規の利用者で点滴の指示書と訪問看護の指示書が同時に出された場合、まずは点滴を実施しますが、点滴を実施する間に利用者の情報収集とアセスメントを行い点滴終了後の訪問看護の必要性もアセスメントしその後の訪問看護につながるようにします。それは点滴は現在の状態をひとまず回避するための医療処置であり点滴が必要になる利用者はその生活様式や基礎疾患に問題がありそのままの生活を続けていれば近いうちに再度の医療的な介入が必要になるのは容易に予測できます。訪問看護師ならば利用者等に説明しその後の訪問看護につなげるのが通常の方法だと思います。

しかしそうではないステーションがあるのです。つまり医師の指示期間が3か月となっていたとしても、点滴の特別指示期間が終了したら訪問看護を終了してしまうのです。これは訪問看護ではなくて「病院の看護の出前」なのです。病院で行われている看護の出前と言ってしまうと非難を浴びそうですが、診療の補助(医療処置)ここでは点滴だけを行うのが訪問看護ではないということをいいたいのです。
 

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