2011年11月27日日曜日

たくましい宮城県訪問看護ステーションの管理者たち

11月26日宮城県訪問看護ステーション連絡協議会の管理者研修に行きました。本当は5月に開催を予定していた研修ですが、震災があったために11月に延期しました。


被災地の県に行くのは青森県、岩手県、福島県に次いで4番目でした。今まで被災地の研修では津波の被害にあった沿岸部のステーションからの出席はなく、津波の被害の状況も聞くことができませんでした。今回は被災された亘理や気仙沼からも出席していました。


家は半壊、倒壊したけれど家族とステーション職員の無事を確認できたところで、被災後4日目から訪問看護を開始したそうです。ステーションでも車は流されていましたから自転車を使い訪問したこと、震災後数日で在宅看取りを行ったこと、また記録用紙がないためカレンダーを記録用紙に使ったことなどを聞き「なんと強くたくましい人たちだろうか!」と圧倒されました。
一時は利用者が半減したものの今はまた以前と同じ利用者数に戻りつつあるということも聞き、被災地の利用者に訪問看護が届き始めていると実感しました。まさに地域に根ざす訪問看護です。

下記の写真は研修会に参加した管理者と一緒に撮影したものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿