2011年11月21日月曜日

平成 24年ダブル改定のミニ情報

今回は介護保険の報酬の情報をお伝えします。

訪問看護ステーションで行われているPT・OT・STによる「訪問看護71」「訪問看護72」の
訪問時間が3分割されます。今まで30分と60分の2分類が20分・40分・60分になる予定です。訪問実施時間が変更されることで、当然ながら単位数も変わります。また実施回数の上限を週120時間までとしています。

訪問看護利用者のリハビリテーションへの期待度は極めて高く、リハビリテーションを受けていれば安心という利用者側の「リハビリ神話」があるといっても過言ではありません。
たとえば毎日60分で訪問していた場合は週120分の制限により制約を受け回数は週2回になります。40分では週3回の訪問になります。リハビリテーションするにあたりPT等であっても一般状態の観察を行い計画に基づいてリハビリテーションを実施するのがセオリーです。このセオリーを守りながら利用者の満足度を高めるためのリハビリテーションを行うとき20分の訪問時間は妥当性が高いといえるでしょうか?

訪問看護ステーションの経営にとっても、PT等のリハビリ職員の訪問の事業収入に占める割合は極めて大きいことが明らかになっています。PT等の職員がいる訪問看護ステーションでは、今後の制度改定内容を注視しつつ経営面への影響を考慮し対策を講じてください。

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