2018年7月18日水曜日

病院への情報提供

ダブル改定は地域包括ケアシステムの構築を目指した内容となっている。
病院では早期退院だけでなく在宅からの入院をスムーズにしかつ退院支援も早期にできる仕組みが強化された。
入退院支援加算の改正だ。入退院支援加算は、入院が決まった患者に対し入院前に患者の情報を把握し入院時の治療や看護の計画がスムースに実施できるよようにするための加算である。
  1. 身体的・社会的・精神的背景を含めた患者情報の把握
  2. 褥瘡に関する危険因子の評価
  3. 栄養状態の評価
  4. 持参薬の確認
  5. 入院中に行われる治療・検査の説明
  6. 入院生活の説明
  7. 退院困難な要因の有無の評価
上記の項目を入院が決まった段階で情報収集し計画的な入院に備えるのだ。
ある大学病院は新しく入退院支援センターを設け看護師7人を配置するほどの力のいれようだ。配属された看護師は在宅での患者の状態をカルテや相談記録などから把握するのだろうが、在宅での状況がわからないとタイムリーかつ詳細な情報は不足しがちになるのではないだろうか。
訪問看護ステーションとしては、訪問看護情報提供書3の記載内容に上記の下線の内容を盛り込んだうえで早めに書面の提供をする。さらに入退院支援センターとの連携を密に取り合うことが入院する利用者の安心につながることになる。

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