2013年7月23日火曜日

訪問看護ステーション在宅療養支援診療所を開設する

訪問看護ステーションの開設が多くなっています。
それとともに大規模化したステーションの多機能化も進んでいます。療養通所介護だけでなく看取りを中心としたナーシングホームや看護師配置を多くし医療依存度の高い利用者を積極的に受け入れることができる通所施設,小規模多機能サービスへの併設などです。

訪問看護の提供だけでは利用者の在宅支援はできないと痛感した訪問看護師の発想がステーションの多機能化を推進していることが窺えます。

この秋横浜市のあるステーションでは、医師を雇用し在宅療養支援診療所を開設します。
ステーションが医師を雇うってすごくないですか?
在宅療養支援診療所のステーションの併設はよくあるパターンですが、その逆です。

訪問看護を提供するうえで訪問看護指示書にはじまり連携上医師の存在は極めて重要といえますが、このステーションではステーション側が医師を雇い今以上に円滑な連携関係を構築し在宅療養支援することを目指しているのです。
このような医師との良好な関係の構築は、利用者が安心で安全な療養ができるというのだという大きな安心感を与えことができるます。なぜなら法人内に職員としての医師がいること、そして訪問看護との協働・連携が確立することにより重症度の高い利用者の在宅療養できるからです。

しかし当然のことながらステーションの発想で在宅療養支援診療所を開設するのですから、医師の給与と診療所の運営にかかる費用を捻出できるだけの利益をだすことが求められています。ステーションの管理者としての正念場です。このような管理者の登場は次世代の管理者像ではないかと考えます。

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