2013年5月16日木曜日

訪問看護への支援

花壇の満開の花
新潟県や富山県等で研修会の事業費やコンサルテーション費用を支援するなどの取組みを経年にわたり実施していますが、島根県では今年度から訪問看護ステーションに独自の支援が始まりました。
具体的には訪問看護の車の購入費50万円の助成と訪問看護師の新雇用助成に30万円です。全体の予算は1千万円で20事業所を対象としています。

島根県は中山間地域が多く1日で訪問できる件数が少ないため赤字経営による訪問看護ステーションの撤退があり在宅支援力の低下が見られているそうです。そこで訪問看護車の購入支援や訪問看護師の人材確保に直接支援することで訪問看護ステーション数の減少を防ごうとしています。

その一方では、今まで県からの研修費で実施していた管理者研修会が県の予算が削られたという理由により開催されなくなったり、予算の削減で研修期間や時間が短縮されたりしています。
本当に残念なことです。

約9年間管理者研修の講師として、管理者の育成は管理者としての就業期間が4~5年と短くその間で教育し成果をだしていくことは厳しいと言わざるを得ません。島根県のように現物支給のような形で支援する方法とともに、研修やコンサルテーションのようにな支援方法が予算の問題で削減されることなく継続されていくことが今後の訪問看護の充実につながるのではないでしょうか?

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