2011年7月20日水曜日

訪問看護ステーションのこれから

716日奈良県看護協会の管理者研修に行きました。奈良県看護協会は京都駅から近鉄戦の樫原神宮前駅か大和八木駅が最寄り駅です。奈良県の名物は奈良漬や柿の葉寿司や葛餅などが有名です。左の写真は大和八木駅構内にある柿の葉寿司の販売店です。柿の葉の殺菌力効果を利用し魚の切り身と酢飯を柿の葉で包んだ郷土料理です。

奈良県看護協会は、奈良県を3地区に分けその地区に訪問看護ステーションが全部で7か所あります。そのうちの一つの地区である橿原市には4か所の訪問看護ステーションがあります。奈良県看護協会は公益法人化に伴い、橿原市内3か所の訪問看護ステーションを統合し訪問看護センター(仮称)の開設を企画しているそうです。すでに奈良県看護協会近くに用地も決まり建設に向け動き出しました。1階が訪問看護ステーションの事務所で2階は研修室の予定です。今までの利益を有効利用し訪問看護ステーションが自らの拠点を持つということの意味は大きいと思います。
平成4年に訪問看護制度が成立して早20年経過しました。訪問看護ステーション数は平成234月現在5,922か所(全国訪問看護事業協会調査)です。平成22年の同時点は5,731か所でしたから、残念ながら1年間で191か所しか増えていないということです。ちなみに平成22年の新規は383か所休廃止数は311か所でした。


在宅療養には必要不可欠な訪問看護と言われながらもさまざまな外的要因や内的要因により訪問看護ステーション数は増えていない状況です。初心に帰れば看護職が経営者として訪問看護ステーションの経営・運営ができる訪問看護ステーションの制度化でした。もしこのまま訪問看護ステーション数が増えないということになれば、残念ながら看護職は経営者に不向きだったということになりかねません。経営者として成功する管理者が増えることで訪問看護ステーション数は確実に増えていくでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿