2011年7月12日火曜日

富山県の訪問看護ステーション管理者育成への取り組み

7910日と二日間富山県看護協会に管理者研修講師としていきました。富山の夏は白エビがおいしい季節です。写真は富山の名物ますの寿司です。ますの寿司はその製造元によって微妙に味が違います。


 
富山県は平成18年から予算を組み訪問看護ステーションの管理者育成に取り組んでいます。その取り組みの始まりは全国最下位の訪問看護ステーション数でした。平成18年当時の富山県の訪問看護ステーション数は33か所、県はこのままでは在宅療養の支援のいけないとして訪問看護ステーション数を増やす対策を講じたのです。その対策は今でも引き続き実施されています。訪問看護ステーションに関する県の対策は、「訪問看護ネットワーク支援事業」「訪問看護ステーション設備整備費への補助」「訪問看護運営支援アドバイザーの派遣」「訪問看護師の育成・就業支援の実施」「アマネジャーへの在宅医療連携研修の実施」の5項目です。このような県の取り組みで訪問看護ステーション数は37か所に増えました。

「訪問看護ネットワーク支援事業」は国の訪問看護支援事業の予算です。右上の研修会写真の幟や一般市民向けのパンフレットを作成し富山県内の病院に出向き訪問看護の広報活動を行っています。
また「訪問看護ステーション設備整備費への補助」ではステーション開設資金の補助を行っています。
「ケアマネジャーへの在宅医療連携研修の実施」はケアマネジャーの訪問看護の理解を深める研修と訪問看護ステーションでのケアマネジャーの実習を行っています。

「訪問看護運営支援アドバイザーの派遣」は、訪問看護ステーションの管理者への経営・運営コンサルテーションを行っています。この事業の開始から萩原がコンサルタントとして関わっており昨年までで24か所の訪問看護ステーションのコンサルテーションを行いました。この事業を受けた管理者は利用者を増やす方法や事業収入を上げる方法を学び1年後には成果を出しています。そして平成19年の利用者数3,064人が22年には3,834人で約3割伸びています。県の支援による管理者の具体的な経営・運営方法の学びは少しづつ成果をだしてきています。

 


 
 

 
 

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