2014年8月14日木曜日

来年の介護報酬改定の情報

来年の介護報酬改定で訪問看護ステーションに一番影響を与えそうな内容は、費用負担の見直しによる自己負担の引きあげと考える。
この見直しで介護保険制度創設以来初めて自己負担額が引き上げられる。実施されるのは2015年の8月からである。
2割負担になる利用者の年金収入は単身世帯で年金収入が280万円以上、これを1か月あたりにすると約23万円。
高齢者世帯である夫婦ふたり暮らしでは年金収入359万円、これを1か月あたりにすると約30万円。全認定者に「負担割合証」が発行されるので証明書の記載によって確認できる。

自己負担額が2割になる利用者数は全体の2割くらいといわれている。

報酬改定のとき利用者さんの負担が心配で加算等の算定が難しいという訪問看護師のみなさん、平成24年の内閣府調査
  • 一人当たりの1年間の平均支出は129万円
  • 1か月の在宅介護にかかる費用は6万9000円(医療費も含む)
  • 優先的にお金を使いたいと考えているベスト3は
  1. 健康維持や医療介護のため
  2. 旅行
  3. 子供や孫のため
  • 暮らし向きに心配のないと答えた高齢者は7割

そんなに困っている高齢者は少なく健康維持や医療介護のためにお金をかけてもよいと考えていることがわかる内容です。
この結果を踏まえ利用者への訪問看護提供を考えてください。

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