2012年8月15日水曜日

悩める管理者

管理者研修を受講した管理者からの電話相談を受けます。
相談の内容は、「訪問看護ステーションの開設」「法人との関係」「管理者を辞めたい」「職員との関係づくり」などさまざまです。

このような管理者の話を1時間程聞きながら感じることは、現在の状況は把握できているけれど、問題を解決したり新しい判断をするために必要な情報が圧倒的に不足しているということです。たとえば開設準備をどこから始めればよいのかがわからない、問題解決の糸口はなんとなくわかるけれどどのような方法を用い取り組めばよいかがわからないなど、悶々としている様子をうかがうことができます。また考えて実践したけれどうまくいかなかいあるいは成果がすぐ出ないと勝手に判断しあきらめようとしていることが多いと感じます。

相談してくるのですから切羽つまっており自分ではもうどうしようもないところまできているのは、受話器の向こうから聞こえる声からも察することはできますが、相談の中で課題を明確にし解決あるいは対処方法を具体的に示すと「やってみます。」という明るい返事になりますから、まだ余力があるということです。

今は情報が極めて多い時代です。まず自分の解決したい課題を明確にすること、そして課題解決のためのあらゆる情報を集めることです。情報収集方法としてITの活用や書籍、あるいは他者への相談などさまざまな選択肢があります。
その方法はまさに利用者の訪問看護計画と実践のプロセスではないでしょうか!その課題解決アプローチを自らに適用してみることです。

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