2022年5月31日火曜日

ハラスメント対策の義務付け

 2022年4月、職場内のハラスメント対策が義務付けられた。

指定居宅サービス等の人員、設備及び運営に関する基準第30条(勤務体制の確保等)新設

「指定訪問介護事業者は、適切な訪問介護の提供を確保する観点から、職場において行われる性的な言動又は優越的な関係を背景とした言動であって業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより訪問介護員等の就業環境が害されることを防止するための方針の明確化等の必要な措置を講じなければならない。」準用:訪問介護は訪問看護と読み替える

下線部はセクシャルハラスメント及びパワーハラスメントのことを示している。パワハラ・セクハラを経験した訪問看護師は多いと思うが、その実態は明らかになっていない。

これは職場でのハラスメントがないのではなく、ハラスメントを受ける側とハラスメントする側の意識の問題が大きい。管理者からの何気ないパワハラやセクハラはもしかすると日常的で、ハラスメントを受ける側は「また言ってる」「いつものことだ」などと受け流していることはないだろうか!

ハラスメント対策はそれらのことを明らかにすること、つまり「こんなことを言われ嫌だった」「こんないやなことを経験した」などステーション内で言語化し共有することから始まる。それには職員一人ひとりが自分の受けたハラスメントを発言できる職場環境をつくることである。

これには管理者の役割が大きい。管理者自身が職場におけるパワハラ・セクハラとは?をみずからの行動について振り返ることから始まる。

気づかないうちにしているパワハラ・セクハラありませんか?







0 件のコメント:

コメントを投稿