2020年7月15日水曜日

新人訪問看護師の育成

新人訪問看護師育成で教育プログラムを活用している訪問看護ステーションもあるだろう。

訪問看護師基礎講座の研修を担当した。ある受講者の質問からステーションの現場での教育の在り方を考えさせられた。
新規利用者の担当になり、同行訪問する看護師から利用者の報酬算定の情報として医療保険か介護保険かの区別だけが示されるだけ。医療保険・介護保険の区別があることは理解できたが、訪問する利用者がなぜ医療保険の算定になるのかは説明されず、わからないまま訪問看護業務を行っていたという。

医療機関で働いてきた新人看護師は、報酬算定そのものの仕組みを理解していない。しかし訪問看護利用者の保険区別は複雑だ。まず利用者の医療か介護の区別が大前提となりそれぞれの基本の報酬や加算の算定につながる。制度・報酬の理解は訪問看護業務の基本中の基本なのだ。

担当する利用者が医療保険か介護保険だけの区別を教えるだけの指導ではなく、その根拠となる制度と報酬のしくみの教育、本当に大事ですよ。

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