今回、訪問看護とは少し違う観点で考えてみた。首都圏を中心に営業しているある高級スーパーは安さを売りものにしている大手スーパーを抜き年商600億円越えといわれている。そのスーパーの経営理念は「すべてがお客様のため、お客様に満足していただく、喜んでいただくそれだけを目指す」そのためにお客さまの期待にどう応えていくかを常に考え対応しているのだ。これらはビジネスにおける基本の考え方である。
「利用者さんのために」これは訪問看護師さんの常套句になっているが、具体的に利用者さんのための看護を満足していただける看護の提供はなされているのだろうか?利用者に必要な看護は何か?あるいは利用者の看護へのニーズは何か?を常時考えそれを実践しようとしているのかどうかということだ。
疾病と障害があり頼れる家族は近くにいない一人暮らしの男性、ショートステイ以外の日は毎日のように緊急コールをしてくる。具合が悪い、トイレまでいったが動けなくなったなど訴えはさまざま。老衰の母親を介護する長男、医師から今後の経過を聞き定期的な往診も行われているが、食事量が少ない、状態が悪いようだと緊急コールが頻繁にあるこんな事例の看護は?
これらの事例に共通している看護上の問題点は、在宅の療養生活あるいは看取ることへの不安といえる。しかしこのような事例は往々にして訴えが多い利用者や介護者とレッテルを張られその都度の対処を行うことが多くなり、コールしてくるその利用者等の本当のニーズのアセスメントがなおざりになっていないだろうか?。
フィジカルアセスメントとともに、利用者等が何を考え何を不安に感じているのか?を聞き取り看護に反映することが訪問看護の本質ではないだろうか?
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